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心と体を整える! 1日1分でOKの「リラックスできる呼吸法」

  • 2023.11.25

心と体の状態は呼吸を観察すれば一目瞭然。ちょっとした不調や気分の浮き沈みも、呼吸を通して自律神経を整えることでバランスを取り戻せるでしょう。今回はヨガインストラクターの筆者が「リラックスできる呼吸法」をご紹介。どこでもすぐに意識できる呼吸で、セルフケアを日常に取り入れてみてください。

心と体の繋がりは呼吸でわかる?

“心と体は繋がっている”とはよく言われるフレーズですよね。心の状態が体の不調につながったり、体の疲れから気分が下がってしまう…。そのように、心と体は相互に関係していると言えるでしょう。

そんな心と体の繋がりには、呼吸を観察することでわかることもあります。体調が不安定なときは呼吸が浅くなりがちですし、反対にリラックスしているときは呼吸も深く穏やかになります。日頃から呼吸の状態を観察するクセをつけることで、今自分の心と体が元気なのか、不調や不快感はないかなど、いろいろと気づきやすくなるはずです。

コントロールして整えることができるのが呼吸

気持ちの浮き沈みは、自分で気持ちを切り替えてもすぐに元に戻ってしまったり、切り替えることすら難しいときもあるはず。そんなときは、呼吸を整えることで体からアプローチしてみるのがおすすめです。

呼吸は自分の意識である程度コントロールできるので、自律神経のバランスを整えるのに最適。体の循環機能も良くなり、気分が沈みっぱなしのときに起こりがちな、免疫力低下や循環不良からの冷えやむくみ、胃腸の不調などを正常に整えることにもつながりますよ。

まずは呼吸が浅くなる原因をケア

呼吸を整えるのは簡単。日々のちょっとしたリラックスタイムやひとり時間に、自分の呼吸をあえて整える意識を持ってみてください。慣れてきたら常に意識できるとさらに良いでしょう。忙しい、イライラする、気持ちが落ち込む、疲れている…。そんな自分自身のちょっとした変化に、まずは気づいてあげることが大切だと言えます。

「あ、今イライラしてるな」「ちょっと疲れて気分が上がらない…」そんな普段はスルーしがちな状態のときは、自分の呼吸に意識を向けて、普段よりゆっくりと呼吸をしてみてください。深呼吸の習慣がつくと、日頃から呼吸を意識しやすくなりますよ。

とはいえ、そもそもの呼吸のしやすいリラックスした体がないと、呼吸を深くすることはできません。胸や背中、背骨などの柔軟性は、呼吸に大きな影響を及ぼします。時間があるときは呼吸を促すストレッチも取り入れてみましょう。

気持ちよく呼吸ができるリラックスストレッチ

1.座り姿勢で行います。
2.両脚を右方向へ投げ出して膝を曲げ、かかとをお尻の横へ。
3.腰が安定して座れるように脚の幅や位置を調整しましょう。
4.呼吸を整えながら、余計な体の力みを抜きます。

5.左手を後頭部におき、肩、肘を開きます。
6.息を吸います。息を吐きながら上体を右方向へカーブさせ、胸の横がストレッチされるのを感じましょう。
7.呼吸をゆっくりしながら、呼吸で伸ばされたり縮んだりする体の感覚を味わいます。
8.気持ちいいと感じる間は続けます。ポーズに疲れたり不快になってきたら元の姿勢に戻ります。
9.反対側も同様に行います。

快か不快か、ストレッチ切り上げの目安に

自律神経を整えるうえで大切なのは、体が気持ちいいか、気持ちよくないかを観察すること。心身の不調は不快感で現れます。ストレッチを行うときも無理に伸ばそうとせず、回数にもこだわりすぎず、体が心地よくリラックスできるかで判断しましょう。不快になってきたら、その時点でおしまいです。

こうして体の感度を磨いていくことでバランスがわかるようになり、心身の快適さにつながりますよ。ぜひ毎日意識してみてくださいね。
©polkadot/Adobe Stock

筆者情報

上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】と、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講。

文/上村由夏

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