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繰り返される「ママがいいの」。娘への愛情が抜け落ちていくような感覚に<上の子が可愛くない>

  • 2023.11.26

まぎさんは、夫と長女のうなちゃん、次女いろちゃんと4人家族。まぎさんが「上の子可愛くない症候群」という言葉を知ったのは、次女を妊娠中のことでした。しかし、まぎさんは自分にはまったく関係ないことだと思っていました。次女の出産後から、赤ちゃん返りが始まったうなちゃん。うなちゃんの赤ちゃん返りが本格化してきてまぎさんは、イライラが止まりません。やさしく声をかける祖母に向かって、きらいなどと言ううなちゃんへついにまぎさんのイライラが爆発し、怒りにまかせて叱ってしまいます。まぎさんは罪悪感を覚え反省しましたが、ある日、赤ちゃんを連れて別の部屋に行こうと立ち上がった瞬間、うなちゃんがまぎさんの足を掴みます。イライラがピークに達し、冷たい言葉をうなちゃんに言ってしまい……。

「ママがいい!」かんしゃくは激しくなる一方で…

長女の気持ちに寄り添ってあげたいのに、私はどうしてあんなに冷たくしてしまったんだろう……。

まぎさんの足を掴んだことを謝ろうとしているうなちゃんに、さらに冷たくしてしまったまぎさん。

本当は前みたいにやさしくしたいのに、うなちゃんへの愛情が心の穴からサラサラと落ちていくような感覚を覚えます。


そのころからうなちゃんは、夕飯時に「ママ食べさせて」などと言うように……。そして、今までできていたことの大半を自分でしなくなり、気に食わないことがあるとかんしゃくを起こすようになりました。


毎回「ママがして、ママがいいの」と言われるので、祖母や夫は手を出せず、まぎさんはさらにイライラを募らせていくのでした……。


まぎさんの苛立ちが加速しているからなのか、うなちゃんのかんしゃくが激しくなっているからなのか、お互いにしんどい状態に陥ってしまっていますね。

うなちゃんの言動には、ママに手をかけてもらいたい、ママと一緒にいたい、そんな気持ちがうまく伝えられず「ママがいい」という言葉に集約されているようにも思えます。

時間がかかることもあるかもしれませんが、赤ちゃんのお世話をママひとりでするのではなく、お着替えや沐浴など、うなちゃんと一緒に赤ちゃんのお世話をしてみるというのもいいかもしれませんね。


著者:マンガ家・イラストレーター まぎ.

ベビーカレンダー編集部

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