こんにちは、埼玉地域特派員のひぐち☆みわです!
10/7(土)から始まった「さいたま国際芸術祭2023」も、残すところあと15日ほど。
今回私はメイン会場の目の前、大宮区役所内の「氷川の杜ひろば」に設けられた「SACP BASE(さいたまアーツセンタープロジェクト ベース)」で開催されている、「BODY PRINT ACTION(ボディ・プリント・アクション)-わたしとあなた-」を鑑賞してきました。
区役所や図書館が入るビルの1Fにある「氷川の杜ひろば」
エントランス空間を使った壮大な展示
作品は天井から吊り下げされています
「BODY PRINT ACTION」は、人の等身大の影をカメラを使わない写真技法「フォトグラム」で撮影するプロジェクト。今回の芸術祭のテーマ「わたしたち」にちなみ、約20組の家族、夫婦、友達、恋人などペアで参加を募り、8月から9月にかけて撮影したそうです。
作者のアーティスト・浅見俊哉さんは、これまでにも様々な土地でそこに集まった人たちの等身大の影をフォトグラムで撮影してきました。2020年の芸術祭を機にさいたま市民とのコラボレーションをスタートし、これが3年目の企画となります。
青と白のグラデーションが美しい
フォトグラムはいわゆる“日光写真”で、カメラを使わないで写真を撮る古い写真の技法。最初に屋外に布を敷いて、そこに寝っ転がり、日光を10分間ほど受けて影を焼き付けます。その布に特殊な感光液をつけて干すと、等身大の影“ボディプリント”が完成します。面白いですね!
写った人たちのことを想像しながら見つめて
22枚あるボディプリント。夫婦や友達など様々な関係の影が重なり、不思議なシルエットが浮かび上がっています。
例えば…
こちらの作品は片面が女性で、
もう片面は楽器を持った男性でしょうか。夫婦同士で撮影したのかな? 卒業記念や成長の記録に。みなさんが思い思いに形作った“記憶”や“思い出”が、ここに展示されています。
次に、こちらの作品は、
片面は、お腹に赤ちゃんがいる妊婦さん!
もう片面は旦那様かな? マタニティーフォトのような感じで、とても素敵ですね!
「ふうふのボディプリントどーこだ?」など、7つのクイズを楽しめる「ボディプリントかげあてクイズ」も実施しています。ぜひチャレンジしてみては?
アート関連の書籍を閲覧できるライブラリーも
氷川の杜ひろばのエスカレーターを上がると、左手に小さなライブラリー(SACPライブラリー 制作:山本未知)があり、アート関連の書籍を自由に閲覧できるようになっています。
ボディプリントを眺めたり、本を手に取ったりしながら、小一時間ほどゆったりとした時間を過ごすことができました。
現代アートの世界に浸れます
記憶や思い出、大切にしたいものやこと。慌ただしい日常の中で忘れかけている様々なことに思いを巡らす良い機会となりました。そんな風に思いがけず心を揺さぶられるのも、アート鑑賞の魅力の一つかもしれません。
会場も図書館や区役所に用事があるついでに寄れる場所にあり、「生活密着型の芸術祭」のコンセプトに沿った素敵な企画だと感じました。みなさんも日常生活の中で気軽にアートに親しんでみませんか。
さいたま国際芸術祭2023 https://artsaitama.jp/