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ジゼル・ブンチェンの命を救ったモーニングルーティン

  • 2023.11.25

「今回の水星の逆行はかなりキツイ」。ハーバルサプリメントメーカーGaia Herbs主催のグループ瞑想イベントで、ジゼル・ブンチェンは開口一番こう言った。「この数週間は控えめに言っても大荒れよ」

すがすがしい秋晴れの朝。ニューヨークシティの屋上で、私はジゼルが国際的なスーパーモデル兼作家である前に1人の人間であることを思い出していた。

Gaia Herbsのウェルネスアンバサダーを務める43歳のジゼルは、瞑想とヨガに熱心なことで知られる。でも、以前のジゼルは違った。むしろ、20代前半に体を壊すまではセルフケアのセの字もなかった。それがいまでは毎朝5時からセルフケアに取り組んでいる。

「それで私の人生は180度変わった。自分が生まれ変わったみたいに」とジゼル。「私の命を奪ってもおかしくなかった出来事が、私に新たな命を吹き込んでくれた」

今日のジゼルのルーティンは“とても”変わっているように見えるけれど、そのおかげで彼女は今日まで生きてこられたのかもしれない。ジゼルの生命力の源とも言える毎朝のルーティンをアメリカ版ウィメンズヘルスから見ていこう。

瞑想は朝5時スタート

瞑想はジゼルに集中力をくれる。

「昔は朝起きてすぐタバコを2本吸って、ホイップクリーム入りのモカフラペチーノを飲んでいた」と、瞑想イベントのステージで10代の生活を振り返るジゼル。カフェインとニコチンの影響で夜は眠れず、寝付くために赤ワインを飲む毎日。当時の彼女は重度のうつ病と不安障害も抱えていた。

20代に入ると、ジゼルの体はアップダウンの激しい生活に耐えられなくなり、副腎がシャットダウン。幸いジゼルは、食生活の改善、禁煙、運動、ハーバルサプリメントで人生を軌道に戻した。

今日のジゼルは、コーヒーとタバコではなく、ジョギングや瞑想、ヨガやブレスワークで目を覚ます。

ゆっくり瞑想をするときと、スヌーズを押して朝からバタバタするときとでは脳の働きも違うそう。

「まだ暗くて、みんなが寝ている時間帯は酸素マスクをつけているような感じ。それで体が充電される」

瞑想を通じて体とつながる

ストレスフルなときにジゼルが用いるのは、深呼吸と片鼻交互呼吸法(右の鼻孔を押さえて左の鼻孔から息を吸ったら、今度は左の鼻孔を押さえて右の鼻孔から息を吐く呼吸法)。米クリーブランドクリニックによると、このような呼吸法には、副交感神経を活発にして心身を落ち着かせる作用がある。

「そうすると自分のエネルギーがガラッと変わる」

瞑想で自分を充電したあとは、落ち着いた状態でタスクがこなせる。

「私は何でも熱心に一生懸命やるタイプ。だから私休息が非常に大事。エネルギーを使い続けたら、空っぽになってしまうから」

地球ともつながる

瞑想をするときは、草や砂の上に立ち、地面とのつながりを感じるようにしているジゼル。

今日のグループ瞑想では「みんなにも靴を脱いで草を感じてほしい」と語った。彼女の自然と地球に対する愛は、瞑想の取り組み方にも表れている。

「まずは1分かけて深呼吸。それが今日という日を変えていく。あなたの人生を変えていく」

ジゼルの瞑想は至ってシンプル

ジゼルはあぐらをかいて座り、手のひらを上に向けた。鼻から息を吸えるだけ吸い、長く吐いたら、ボディスキャン(顔からアゴ、胸と進んでいき、最後はつま先)で緊張している部位を見つける。

ジゼルによると、瞑想中は呼吸に集中することが大切。そして、頭の中に何らかの思考が浮かんできたら、それを追いやるのではなく、それに気付いてそっと手放す。

このセッションの中でジゼルは、片鼻交互呼吸法とブレスワーク(数秒かけて深く息を吸い、ため息をつくように吐くというもの)も教えてくれた。

ジゼルはときどき瞑想に“意図”を持たせる。この意図は一時的な目標のようなもので、今回のセッションでは私たちにも「呼吸に集中する」などの意図を持たせてくれていた。

瞑想中は「私のためにならないエネルギーを全て取り去り、私を愛と寛大さで満たしてください、と心の中で地球に語りかける」そう。

朝のサプリメントはマスト

ジゼルはもう2年以上お酒を口にしておらず、Gaia Herbsのサプリメントを20年以上飲んでいる。特にアシュワガンダ(ストレスに効くと言われるアダプトゲン)とターメリック(腫れを軽減する)は1日も欠かさない。

「Gaiaは私が20年以上飲み続けているサプリメント。毎朝必ず飲んでいる」

朝からアクティブに過ごす

瞑想のあとは愛犬と5kmほどジョギングをして、さらに別のワークアウトをするというジゼル。長年やってきた柔術とヨガに加えて、最近はウエイトリフティングにも挑戦中。

「ウエイトリフティングをすると、気持ちの面で強くなれる」

もちろんジゼルは、外で汗を流す機会があれば積極的にそうするタイプ。また「1日1回は自然の中で何かしたい」派で、週に3~4回は外でSUPやカヤックを楽しんでいる。

ジゼルのルーティンと教訓から学べることは多いはず。これからも彼女の進化から目が離せない!

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Addison Aloian Translation: Ai Igamoto

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