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グルマン温故知新:恵比寿〈co.flamingo〉イタリアを軸に、多国籍なアレンジが冴える

  • 2023.11.27
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グルマン温故知新:恵比寿〈co.flamingo〉の「豚足とシビレの春巻き」

co.flamingo(恵比寿)

イタリアを軸に、多国籍なアレンジが冴える

五反田の肉イタリアン〈バガット〉、恵比寿〈フラミンゴ〉の系列店としてオープン。こちらはカジュアルダウンした酒場スタイルで、メニューは価格を抑えた小皿料理が充実する。

シェフの墳本貴亮(つかもとたかあき)さんは人気カフェブランド、大手レストランチェーンに割烹、さらに田町のモダンメキシカン〈カボス〉でも腕を磨いた経験を持つ。

グルマン温故知新:恵比寿〈co.flamingo〉の「豚足とシビレの春巻き」
豚の頭、豚足、牛肉の胸腺=シビレを時間をかけて煮込んだフランス料理フロマージュ・ド・テットがベース。とろとろこってりの具はパン粉を合わせるところ、皮で包んで春巻きに。付け合わせは季節の野菜。唐辛子とライムのメキシカンスパイス・タヒン、コリアンダーとライムのソースで味わう。1,000円。
グルマン温故知新:恵比寿〈co.flamingo〉の「ネギトロブルスケッタ」
パリパリになるまで油で揚げたというトルティーヤにマグロのタルタルをのせてメキシコの「トスターダ」にアレンジ。シブレット、チャービル、ディル、ハーブに食べ飽きないようにと、XO醬を添えて。2P800円。
グルマン温故知新:恵比寿〈co.flamingo〉の「越後もち豚バラ肉のコンフィ」
脂身に甘味があり、きめ細かな身質の越後もち豚をコンフィに。アサリとムール貝のソースには、タイ料理に使うバイマックルーの葉をプラス。海のものと山のものを合わせるのも、墳本シェフならでは。2,700円。

「お2人で5~6品は召し上がれるよう前菜に厚みを持たせ、イタリアンなのでパスタは手打ちにこだわります」と墳本さん。例えば、スペシャリテのネギトロブルスケッタは、ブルーコーンの粉を使ったトルティーヤを生地に。

豚足とシビレはパン粉を衣にするところ、春巻きにしてスパイスで。メインの越後もち豚バラ肉のコンフィには、アサリとムール貝のソースにバイマックルー(コブミカンの葉)を「躊躇(ちゅうちょ)せずに加えます」と、多国籍なアレンジを繰り出す。

酒好きにはありがたい15時オープンで、さらに使いやすく。

グルマン温故知新:恵比寿〈co.flamingo〉のシェフの墳本貴亮(つかもとたかあき)さん
若くして幅広いジャンルで経験を積んだシェフの墳本貴亮さん。
グルマン温故知新:恵比寿〈co.flamingo〉の店内
オープンキッチンと距離感が近いながらくつろげる店内。

Information

co.flamingo

〈コ フラミンゴ〉
住所:東京都渋谷区恵比寿西1-13-5 ブラッサム大六天1F
TEL:03-6416-1775
営:15時~22時30分LO
休:月曜・月2回火曜

2023年6月9日オープン。コペルト500円。オーナーいわく「恵比寿はナチュラルワインを飲める店が少なく、早い時間から開いている店が欲しかった」。メニューはシャルキュトリー、アンティパスト、パスタ、メイン、ドルチェ。前菜は13品前後と数が多く、パスタも充実する。イタリアンビール800円~、グラスワイン800円。シャルキュトリー800円、アンティパスト600円〜、パスタ1,400円〜。カウンター7席、テーブル2卓×4席。

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