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「私のこと嫌いみたいで…」駅で男に土下座していたママ友。驚くべき真相は!?<ご近所トラブル物語>

  • 2024.1.20
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庭野はなさんの娘・つむぎちゃんは、近所に住む同い年のサラちゃんと大の仲良し。サラちゃんの母親・リカさんは不倫をしていて、不仲な夫とは別居していました。不倫相手に会うためにサラちゃんをはなさんに預けていたリカさん。理不尽にはなさんやサラちゃんを怒鳴ったり、責めたりすることがありました。しかしはなさんは、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、リカさんへの苦手意識を胸に納め、付き合いを続けていました。 ある日、リカさんから「自分は子育てに不向き。」と相談を受けたはなさんは、「サラちゃんのことを一番に考えるべき」と助言をしました。自分勝手な行動が目立つリカさんでしたが、子どものことで悩んだり、思いやりのある行動をしたりすることも。「不器用だけど本当は子どものこと想ってる……?」と、はなさんはリカさんに対する苦手意識が薄れていましたが……。数週間後、リカさんは、「用事ができちゃって、夜、サラを預けさせて!」と強引にサラちゃんを預け出て行ってしまったのです。

その後も、3日連続でサラちゃんを預け、出かけたリカさん。

そんなある日、はなさんはご近所さんから「サラちゃんのママがまた男をつくって夜に出歩いている。電車で2時間もかかる駅のホームで男に土下座していた」という話を聞いたのです。

怒りに震えるはなさんは、リカさんを問い詰めます。「もうサラちゃんを預からない! また男と会ってたんでしょ!?」というはなさんの言葉に、リカさんは「バレちゃったか……」と気まずそうな表情を浮かべ……。

ママ友が語る真実とは…

「はぁ!? バレちゃった!? 何よそれ。私はあんたの家政婦じゃないんですけど!!」

悪気のないようなリカさんの態度に、さらに怒りが増すはなさん。するとリカさんは、はなさんに謝りながら、「でも大丈夫! サラを預けること、もうないだろうし」と言うのです。

話が読めないはなさんに、「この前、はなちゃんに言われたとおり、サラのために夫と会ってたんだけど?」とリカさんは話を続けます。

「あ……えええ? じゃあS市で土下座してたっていうのは……!?」

「はははは! えーーーー!? なんでそこまで知ってるワケ!?」

笑いながら話すリカさんは、はなさんに事の顛末を説明しました。

リカさんの話では、また家族みんなで暮らすため、別居している夫を説得していたそう。夫はリカさんと口もききたくなかったようですが、話を聞いてもらうために、何度も夫の元を訪れていた、というのです。

聞く耳を持たない夫に、必死に訴えていたリカさん。

「せめて最後にひとつだけ言わせて。もうね私はね、自分の幸せなんていらないから! サラの人生は幸せにしてあげたい、そう思うようになったの!」

「あの子は3人で暮らすことを望んでる……わがままなのはわかってるけど、お願い!」

そして、リカさんは夫に土下座をしたのでした。

子どもの幸せのために、夫に土下座までしていたリカさん。子どもを預けて不倫したり、理不尽に怒鳴ったりと、目も当てられない行動ばかりのリカさんでしたが、ママ友であるはなさんと関わるようになって、考え方が変わってきたのかもしれません。

どんなことがあろうとも、サラちゃんにとってリカさんは、大好きなママです。リカさんが言うように、サラちゃんを幸せにできるよう願うばかりです。


著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ

ベビーカレンダー編集部

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