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【福岡県立美術館】ひつじのショーン展で舞台装飾の精巧さに感激♡

  • 2023.11.25
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こんにちは♪リビングふくおか・北九州Web地域特派員のみずぽんです。 福岡県立美術館にて、テレビシリーズ放送開始15周年記念「ひつじのショーン展」が始まっています。メディア向け内覧会に参加させていただきました! 解説を聞いて、自分では気づけない視点もたくさんありました。その解説をシェアしようと思います♪ 「ひつじのショーン」が好きな人はもちろんのこと、ドールハウス好きの方、クレイ・アニメーションの制作に興味がある方も、ずっと見ていても飽きないと思います。

出典:リビングふくおか・北九州Web

今回は記事を書くにあたり、特別に許可を得て撮影しています。展覧会会場内には撮影可能なコーナーもありますが、会場内撮影禁止ですので、ご注意ください。

出典:リビングふくおか・北九州Web

この展覧会のためだけに描かれた描きおろし作品

「ひつじのショーン」はテレビシリーズ放送開始から15周年になりました。アードマン・アニメーションズの得意とするストップモーション(コマ撮り)の技術で制作されており、1人のアニメーターが1週間で撮影できるアニメーションの長さは、平均して20秒(最新シリーズの撮影時)程度です。 展覧会の第1章は、早速、ファンにはたまらないコーナーです。この展覧会のためだけに描き下ろした絵が飾られています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「ひつじのショーン」の歴史をさかのぼると、発明家のウォレスと忠犬グルミットによる大ヒットコメディー映画『ウォレスとグルミット 危機一髪!』(1995年/英)に初登場したひつじのキャラクターがショーンです。 ストーリーボード(絵コンテ)が飾られています。

ジオラマのリアリティ

第2章は、「ひつじのショーン」の作品を振り返ることができます。牧場の納屋のジオラマが展示されていました。精巧な作りに、間近で見て驚きました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

細部を見てみると、味のある風合いの装飾が伝わりますでしょうか・・・使用感を出すことで、臨場感を引き出してくれますよね。ぜひその臨場感を現地で感じてみてください。

コンセプトアート(キャラクター設定スケッチ)の展示もあります。中でも牧場主のコンセプトアートに注目してみてください。実際の作中と初期のコンセプトアートではどこかが違います。ぜひ、現地で違いを見つけてみてくださいね♪

360度、どの角度からも鑑賞できるジオラマの展示もありました。どの角度から撮影するか迷いましたが、ショーンを映したくて、この角度から撮影してみました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

驚いたのが、裏側に回ると土の中のディテールや地層が精巧に丁寧に作り上げられていること。こちらもぜひ、展覧会で間近で見てみてください。

『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』と『映画 ひつじのショーン UFO フィーバー!』用に作られたジオラマもあります。 アビイ・ロード(ザ・ビートルズ)のオマージュの作品もありました。「ひつじのショーン」はオマージュ多めだそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

手術室のシーンのジオラマも。奥にあるリストのお名前は、制作スタッフの名前になっているそうです!(スタッフの人にしか分からない仕掛けも随所にちりばめられているそうですよ!)遊び心がありますよね♪

出典:リビングふくおか・北九州Web

これは、スーパーマーケットのシーンです。お菓子のパッケージもリアルですよね。実際は存在しないお菓子パッケージですが、パッケージをデザインに落とし込んでいます。 冷蔵庫にご注目いただきたいです!

出典:リビングふくおか・北九州Web

ガラスのところが凍っているかのような装飾になっていました。アードマン・アニメーションズの緻密な世界観を見ることができました。

「ひつじのショーン」ができるまでを知ることができるコーナー

最後のコーナー、第3章は、作品「ひつじのショーン」の完成にたどり着くまでに使われる小道具の展示や、照明の工夫などを知ることができるようになっています。ストーリーボード→人形を作る→セットを作るという順に制作されているそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「ひつじのショーン」は、ノンバーバル(言葉を使わない)なので、まぶたや目の動き、口の動きで表情をつけていきますが、注目は口のパーツです!リップシンク(口びるをセリフや音に合わせて)、母音ごとにあるパーツを組み合わせています。

人形を少しずつ動かして、実際にストップモーションの制作現場の映像を見ることができるコーナーもありました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

昨年、日本で公開された「ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!」のワンシーン、クリスマスのジオラマ展示もありました。こちらは最新の作品だそうです。 クリスマスマーケットもリアルですよね。

出典:リビングふくおか・北九州Web

私は、ミニチュアに興味があり、田中達也さんの大ファンで、展示のたびに行っていますが、「ひつじのショーン」と田中達也さんのコラボレーション「おすしのショーン」の展示もあります。田中達也さんのInstagramでちょうど、おすしのショーンの投稿を拝見したところでした。実物を見ることができ、感激しました。出口の直前には、フォトスポットもありますよ。ショーンの世界観にとびこめるような、素敵なフォトスポットですよね!

出典:リビングふくおか・北九州Web

物販コーナーでは、展覧会オリジナルをはじめ、たくさんのショーングッズが並んでいました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

SHAUN THE SHEEP AND SHAUN'S IMAGE ARE tm AARDMAN ANIMATIONS LTD. 2022

「ひつじのショーン」のキャラクターが好きで、展覧会に参加させていただきましたが、制作の過程を知り、ますますファンになりました。 現代の技術も取り入れながらも、アナログなところもあり、特に印象に残りました。 これからも、「ひつじのショーン」シリーズ、楽しみです。

テレビシリーズ放送開始15周年記念 ひつじのショーン展 2023年10月27日(金)~12月24日(日) 休館日 月曜日(祝休日の場合、その翌平日) 開館時間 10:00~18:00(入場は17:30まで) 会場 福岡県立美術館(福岡市中央区天神5丁目2-1) 3階展示室 料金 一般1500円、高大生1000円、4歳~小中生500円 テレビシリーズ放送開始15周年記念 ひつじのショーン展 福岡県立美術館にて2023年10月27日(金)より開催 (direct-ns.co.jp)

© and TM Aardman Animations Ltd. 2022

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