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旅行前日に私の父が倒れ…→夫「タイミング悪すぎ」ひとり旅を楽しんだ彼は家でもひとりに…!?

  • 2023.11.25

私の夫は、自分の思い通りに行かないと気がすまないタイプ。周りのことは、たとえ家族でも気にとめません。

夫は食べたいものがあると、すぐに食べないと気が済まない性格。先日は何軒もお店をはしごして、夫が食べたいという魚を探しました。

そしてまた何かを思いついたようで、海外旅行を予約したと言うのです。勝手に日にちを決めて有給申請をしてしまい……。私も有給をとり、旅行の計画を立てていました。

危篤の知らせが…旅行はどうする?

旅行前日、実家の母から連絡があり、父が危篤状態にあるとの知らせを受けました。母は突然のことでパニックになっており、状況がよくわかりません。私はとりあえず旅行をキャンセルして、病院に駆けつけようと思いました。

まず夫に連絡して事情を説明したところ、彼は病院に駆けつける意思がまったくなく……。旅行を中止する意味もわからないと話します。

旅行代が無駄になるとも言われ、それは本当に申し訳ないと思います。夫はタイミングの悪さを父のせいにし、亡くなってくれたら忌引にできるから有給が減らなくて良いなど、冗談では済まされない発言のオンパレード。挙げ句、自分だけ旅行へ行くという選択をしてウキウキでかけていきました。

上機嫌で帰国した夫でしたが…

1週間後、夫が帰国。自分の思う通りに行動し、満足感いっぱいの楽しい旅行になったようです。
「1人で旅行も悪くないわ」
「お前のおやじには逆に感謝だな」

ひとり旅の楽しさを気づかせてもらったと妙な感謝をしてくる夫に、嫌悪感を覚えました。
「よかったわね。じゃあずっと1人にしてあげる」
今回の一件で夫の人となりが十二分にうかがえた私は、このときすでに離婚する決心をしていたのです。

父は倒れてからしばらく目が覚めず、生死をさまよい続けました。幸いなことに命を取り留め、すこしずつ快方に向かっています。

父の病院へお見舞いにきた義両親は、息子のとんでもない行動を知ることに。母と私に何度も頭を下げてくれました。起業のための資金を援助する約束をしていたようですが、それも白紙にすると言っていました。

ここまで話を聞いてやっと焦りを見せた夫ですが、もう誰も彼の話に耳を傾ける者はいません。ゆっくり話し合いたいと言われましたが、私の荷物は実家に送りました。離婚届に判を押してくれたら、もうそれで十分。話し合う必要などありません。

望みどおり、ひとりになった夫

一方的に離婚したいと言うのは勝手だと怒る夫でしたが、これまで勝手なことばかりしてきたのは……。ひとりの行動がお気に入りのようなので、ちょうど良いのではないでしょうか。

家族にも泣いて謝ったようですが、誰ひとり許す者はいませんでした。共通の友人が多い私たち夫婦。離婚理由を報告すると、みんな彼から離れていったようです。離婚から1年たちましたが、誰も元夫の行方を知りませんーー。

◇ ◇ ◇

ひとり旅が楽しいのは、それが非日常で一時的なものであるからかもしれません。本当に大切なものは失ってから気づくと言いますが、まさにその通りになったのではないでしょうか。後悔しないためにも日ごろから相手を思って行動したいですね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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