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<優しい話>厳しい祖父に【いつも笑顔で従う祖母】→「どうして祖父と結婚したの?」と聞くと?!

  • 2023.11.24

苦手なあの人でも、良いところはあるはず?
そんなまさかのギャップに、ホッコリしてしまった筆者の友人の体験をご紹介します。

画像: ftnews.jp

苦手な祖父

筆者の友人A子さんのお話です。
元々親戚付き合いが多い家庭だったのですが、親戚の中でも特に苦手な人がいました。

それは母方の祖父。
いつも寡黙で、何を考えているのか分からない人だったのです。

たまにしか会わない孫娘であるA子さんでしたが、厳格な祖父はA子さんを甘やかすこともありませんでした。

友人達が「おじいちゃん大好き」などと言うのが、不思議で仕方なかったのです。

親戚の集まりでも動かない祖父だったが……

お正月に祖父母の家に行った時の事です。
昔から女が台所に立つべきという家庭なので、A子さんも台所に立って手伝いをしていました。

男たちは酒を飲み、テレビを見てくつろぐだけ。
父や兄達は食器を下げてくれるなど少し手伝ってくれますが、祖父だけは椅子から一切動きません。
そんな祖父に対しても、少し嫌気が差していたのです。

それでも祖母は祖父に言われるまま動き、ずっとニコニコと笑顔なのが不思議でたまりませんでした。
そうしてA子さんは、意を決して祖母に尋ねたのです。

「なぜおじいちゃんと結婚したの?」

祖母はそんなA子さんの言葉に驚いていましたが、笑顔でこう言いました。

「あの人、ああ見えて私に甘々なのよ♡」

まさかそんなラブラブだったとは!

祖父母は元々幼馴染で、家も隣同士だったそうです。
恋愛関係にはなりませんでしたが、とても仲が良かったのだそう。
そうして年頃になり、祖母のお見合いが決まったのですが、

「俺がもらってやるから!」

祖父は一目散に駆け付け、顔を真っ赤にして花束を渡してきたのです。

そうして二人はめでたく結婚。
時代的に亭主関白な人が多い中、家事も育児も祖父がかなり手伝って祖母を助けたんだとか。

「お前が死んだら、俺は生きていけんよ~!」

と、二人きりになると未だに抱きついて言い、眠る時には手を繋ぐのだそう。
皆の前ではそんな姿は一切見せないので、そんな風に恋する祖父のギャップに驚かされた話でした。

まとめ

苦手な人の意外な一面を見ると、不思議と好きになってしまうものです。
2人がいつまでもラブラブでいますように♡

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yukky111

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