2023年8月29日に開業した【ホテルインディゴ東京渋谷】。ストリートカルチャーとファッション、音楽と喧噪、ビビッドな色彩と多様性が同居していて、スクランブル交差点をハチ公が見守る街。他にはない個性と刺激に満ちた、渋谷ならではの滞在が満喫できるライフスタイル・ブティックホテルです。
テーマは渋谷がもつ個性
「ホテルインディゴ」は、15か国に120を超える宿泊施設を展開するライフスタイル・ブティックホテル。箱根強羅、軽井沢、犬山有楽苑に続き、国内4軒目として渋谷にオープンしました。“ネイバーフッド(近所)”をコンセプトに、そのエリアの個性をホテルに凝縮。渋谷ステイを実感できる唯一無二のホテルです。
▲道玄坂小路からアクセスするメインエントランスは、渋谷駅から徒歩5分ほど
ホテルは大規模複合施設「道玄坂通/dogenzaka-dori」の11階から28階。道玄坂小路にあるメインエントランスにくわえ、文化村通りの「道玄坂通/dogenzaka-dori」入口からもアクセス可。どちらから入っても、素敵なアートに出会えます。
▲アートで表現するパワフルな渋谷の街
道玄坂小路に面した3階のメインエントランスには、「変化し続ける渋谷の街」をテーマにしたダイナミックなウォールアートが飾られます。見覚えのあるビルや看板など、絶え間なく変貌し続ける街の姿が重なります。隠れハチ公もいるので、是非探してみてください。
▲12階にあるレセプションは渋谷ファッションをリスペクト
ホテルのファッションセンスはレセプションにも活かされます。バックボードは衣服の型紙(パターン)をモチーフに、デニム生地やフエルト生地など、さまざまなファッションのマテリアルを使用。3台のチェックインカウンターには、左から男性、女性、ユニセックスの、ジャケットを作るパターンを採用しています。
▲スタッフの制服にも注目
制服はユニセックスなデザインを採用し、スタッフは性別に係わりなく巻きスカートやパンツスタイルを自由に楽しめます。渋谷キャットストリートに店舗を構える「COTÉ MER(コートメール)」が手掛け、黒留袖などの着物の古着を組み合わせて制作。一着ずつ異なるデザインになっているので、ぜひ注目を!
▲エレベーターホールからは、窓に切り取られた都会の夕景が見えました
▲客室階の廊下も直線が交わるスクランブル交差点がモチーフです
客室は渋谷の音楽カルチャーがテーマ
客室は13階から28階までで、21タイプ272室の多彩な間取りをそろえます。高層階からは渋谷スクランブル交差点やスカイツリー、天気が良ければ富士山が見える客室まで用意。宇田川エリアはレコードショップが集まる街として知られることから、客室にはアートとしてレコードジャケッドが飾られます。
▲プレミアムルーム ツインベッドバスタブ付き高層階 3名まで
ゆったりとした客室は30平米で、最大3名まで宿泊可能。ソファやチェスト、ベッドサイドテーブルなどの家具はホテルのオリジナルデザインで、ベットの下には色鮮やかなラグが敷かれます。
▲こだわりの照明
印象的なベッドサイドランプは、針を落としたレコード盤をイメージ。レコード店の街、渋谷を象徴するデザインです。
▲洗面台の中央に見える化粧ボードのタテラインは、レコード盤を立てかけているイメージ
▲バスルームにはハンドシャワーに加えレインフォールシャワーを備えます
この他、バスタブのないシャワーブースのみの客室も用意します
▲全ての客室にバスローブが備わります
軽やかで肌触りのいいワッフル生地のバスローブは、フードもついてお洒落です。
人気ナンバーワンの客室
注目の客室はコーナールーム。13階から22階の各階1部屋のみで、なおかつ高層階からは渋谷スクランブル交差点を見下ろせる人気の部屋。夜に輝く東京スカイツリー(R)も見渡せます。渋谷の日常を眺められるスペシャル感満載の客室です。
▲プレミアムルーム キングベッド スクランブルビュー バスタブ付き高層階 25平米
▲世界的に知られるスクランブル交差点を望む部屋
▲窓が広い角部屋のため、テレビや収納は窓のない壁にすっきり収めています
▲夜は2方向から夜景を存分に楽しめます
部屋の照明を落とすと、大きな窓からは渋谷周辺のアーバンビューをスペクタクルに楽しめます。
客室のコンセプトは渋谷の街
レコード店とハチ公像とスクランブル交差点。渋谷を象徴するこれらのアイコンが、館内や客室にさりげなくデザインされています。
▲客室に飾られているレコードジャケット
部屋の壁には総支配人のレベッカ・ソーン氏が、渋谷のディスクユニオンでチョイスしたレコードジャケットが飾られます。しかも部屋ごとにすべて異なるため、実に2,000枚以上のレコードが選ばれています。さらにレコードとレコードプレーヤーをルームサービスでオーダー可能。テレビの下にはブルートゥース対応のスピーカーが設置され、クオリティの高いサウンドで楽しめます。
▲ネタバレになってしまいますが、クローゼットのハンガーに隠れハチ公を発見
▲コーヒーカップのソーサーにも、スクランブル交差点を表す幾何学模様とハチ公のイラストが見られます
▲パウダールームに置かれたアメニティーケース
ホテルでは竹製の歯ブラシやクシなど環境に配慮したアメニティを採用。木製のアメニティケースに描かれた斜線もスクランブル交差点がモチーフです。
▲客室のミニバーにもハチ公が
冷蔵庫には有料のドリンク類が冷えていて、チェストにも日本のお菓子(有料)がそろいます。渋谷名物のハチ公せんべいもありました。「ハチ公ソース」を使ったしっとりした食感のせんべいで、渋谷土産に人気です。
館内に散らばる渋谷アート
さり気なく、時には大胆に目に飛び込む数々のアートやデザイン。しかもここで紹介するのはそのごく一部。時間を作って、アート巡りをしてみませんか。フォトジェニックなスポットに出会えます。
▲渋谷スクランブル交差点を表すオブジェ
複合施設「道玄坂通/dogenzaka-dori」1階にあるホテルのエレベーターホールにも、交差点をテーマにしたオブジェが飾られます
▲レセプションの壁に見る渋谷の想い出
再開発前の渋谷川やモノクロ写真に収まる街の様子など、常に変化するこの街にあって、すでに失われた渋谷の原風景をとどめるメモリアルな作品です。
▲フィットネスジムからも渋谷の街を見渡せます
ジムには「テクノジム」の最新機器が設置され、宿泊者はいつでも利用可能。壁にはホテルのコンセプトカラーのインディゴブルーをメインに使い、ワークアウトを楽しんでいるイラストをステンシルアートで描いています。
▲エレベーターホールの電話にもアート発見!
エレベーターホールに置かれた電話機には、思いもよらない写真がプリント。こうしたユーモアを感じられるのもホテルインディゴらしさです。
ネイバーフッド=ご近所=この街の個性
渋谷の街のクリエイティビティは、ホテルでも採用。ここでは音楽との係わりや、ホテルの食事、そしてスタッフのユニフォームなど、ホテルインディゴ渋谷東京に提供するネイバーフッドを紹介します。
▲diskunion ROCK in TOKYO
渋谷の宇田川エリアは世界で最もレコードが集まる街と言われます。ホテルでも2,000枚以上のレコードがdiskunion ROCK in TOKYOでセレクトされ、各客室に飾られます。
▲富ヶ谷にある「& CHEESE STAND(アンドチーズスタンド)」
「街に出来立てのチーズを」をコンセプトに、東京清瀬市の酪農家から毎朝ミルクが届き、奥の工房で製造。11時ごろにはフレッシュなチーズが店頭に並びます。ホテルのレストランでも使われるチーズは、メイドイン渋谷の美味しさです。
▲ホテルのユニフォームを手掛けた「COTÉ MER(コートメール)」
キャットストリートにある「COTÉ MER」が製作販売するのは、ジャケットやTシャツ、Gジャンなどに、極彩色の着物生地がマッチングするハンドメイドの1点もの。外国人観光客にも人気のお店で、ホテルのユニフォームを手がけています。
渋谷の街の全てを切り取り、凝縮した【ホテルインディゴ東京渋谷】。ハイセンスな中にも、ユーモアやノイズが見え隠れするエモーショナルな体験を、ここで味わってみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:ホテルインディゴ東京渋谷 https://www.ihg.com/hotelindigo/hotels/jp/ja/shibuyaku/hndsh/hoteldetail>