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<ほっこり>妊婦の私に「いい加減にしてよ!」と【怒鳴る先輩】→ 実は、その言葉には続きがあって?

  • 2023.11.24
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これは筆者の友人が妊娠中に職場で起こった出来事です。
なるべく迷惑をかけないよう、普段通りの仕事をこなしていたつもりだったのですが、ある日同僚に「いい加減にして!」と言われてしまいました。その理由は意外なもので……? 友人から話を聞きました。

画像: ftnews.jp

あまり話したことがないAさんからの優しさ

妊娠を職場に報告したとき、職場の方々からお祝いの言葉をたくさんいただきました。

そしてAさんも
「おめでとうございます。あまり無理なさらないでくださいね。」と声をかけてくれました。

Aさんは仕事ができてクールで必要以上に人と話したりはしないタイプというイメージで、今まで業務以外ではあまり話したことがありませんでした。

ですが妊娠してから、Aさんに「無理してませんか?」「体調は大丈夫ですか?」と声をかけてもらえるようになりました。

クールだと思っていたAさんからの優しい言葉にうれしくなりました。
ですが私は甘えてはいけないと「大丈夫です。ありがとうございます。」と返事していました。

医師から安静にと言われていたけど

実は医師からは以前から「ちょっと体に負担がかかっているから、あまり無理をしないようにね」と注意を受けていました。

私の職場は女性が多いこともあり、妊婦に対しての理解があるありがたい職場でしたが、妊婦だからと甘えていてはみんなに負担をかけてしまう……。
そんな気持ちが強かった私は、多少体調がつらいときも我慢して「いつもと変わらない」フリを続けていました。

「いい加減にしてください!」

ある日、どうも体調がすぐれないことがありました。
お腹が張り、少し痛みます。
少し立ち止まってお腹をさすり、痛みが引くのを待っていました。
もし治らなければ病院に行ってみようか、なんて考えていると

「もう、いい加減にしてください!」
それはAさんの声でした。

サボっているように見えてしまったのかもしれません。
今までそう思われないよう、できる限り頑張ってたんだけどな……、そんなことを考えていました。

思いやりの言葉に感動

ですが、それから続くAさんの話は意外なものでした。

「いつも大丈夫って言って無理して……。しんどいって言ってくれたら私たち協力するのに。
無理してなにかあったらどうするんですか! 赤ちゃんと自分の体を1番大事にしてください!」

予想外の言葉にびっくりしました。
まさかそんなふうに思ってくれていたなんて。

Aさんが今まで声をかけてくれていたのに、私は迷惑をかけないようにと「大丈夫」と言い続けていました。
ですが、それが逆に心配させてしまっていたのだと気づきました。

私は申し訳なさとうれしさでいっぱいになりながら
「すみません、ありがとうございます」と伝えました。

実はAさん以外の職場の人たちも、無理をする私を心配してくれていたとあとから聞きました。
それからは体調が悪いときはちゃんと伝え、無理をしない範囲で働くようになりました。

まとめ

優しい職場の人たちに恵まれた友人は、その後無事に元気な赤ちゃんを出産しました。
この友人のように「迷惑をかけてはいけない」と無理をしてしまう人はきっと多いだろうと思います。
そしてAさんのように妊婦さんを心配してくれている同僚も実はたくさんいるんだろうな、と感じたお話でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい

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