淡白な鶏むね肉でつくった鶏ハムです。あっさりと食べやすく、ビールにもワインも寄り添います。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
■“味噌漬け鶏ハム”のつくり方
◇材料 (2~3人分)
鶏むね肉:大1枚(300g)
★ 漬け味噌:
・ 味噌:80g
・ 白ワイン:大さじ1
・ 生姜汁:小さじ1
生野菜:適量(好みのもの)
(1)下準備
鶏肉は室温にもどす。
(2)ラップで巻く
ラップを鶏肉の長さより大きめに切り、まな板に広げて鶏肉を横長に置き、手前からぴっちりと巻き込みながら包む。ラップの端を輪ゴムで留め、もう一方の端をねじりながら、同じ太さになるように形を整えて留め、途中も輪ゴムで3~4ヶ所を留める。
(3)ゆでる
鍋にたっぷりの湯を沸かして② を入れ、煮立ってきたら、弱火にして蓋をして8分ほどゆで、そのまま冷ます。
(4)漬ける
漬け味噌の材料を合わせて混ぜ、ジッパー付きの保存袋に入れる。鶏肉のラップを取って入れ、袋の外から全体に漬け味噌を行き渡らせ、余分な空気を抜いて冷蔵庫で2~3日漬け込む。
(5)仕上げ
鶏肉を取り出し、表面の味噌を手できれいに拭い落とし、厚さ3~4mmの輪切りにして器に盛り、生野菜を添える。
――教える人
「大庭英子 料理研究家」
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ