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「埼玉っていいところですよ、本当に。」インタビュー/GACKT(ガクト)さん

  • 2023.11.24
出典:リビング埼玉Web
出典:リビング埼玉Web

埼玉を強烈にディスる衝撃的コミック『翔んで埼玉』を実写化し、2019年に公開された映画 『翔んで埼玉』。その第Ⅱ章が11月23日(木・祝)に公開されます。壮大な茶番劇としてツッコミながら楽しめるエンターテインメントながら、郷土愛について考えるきっかけにも。前作に続き、主演を務めるGACKTさんに、映画の話や郷土愛について、さらに埼玉への思いを聞きました。

出典:リビング埼玉Web

埼玉っていいところですよ、本当に。

「何を言ってるんですか? ふざけてるんですか? やりませんよ、絶対に…」。パートⅡのお話をいただいた時に、一度はお断りしたのですが、結果的にこのような形になってしまいました(笑)。前作公開後は、大きな反響をいただき、子ども達にも認知されるようになりました。ボクを見かけると、無言で“埼玉ポーズ”をしてくる子が増えた。怖いです(笑)。

前作&今作で、埼玉県人を演じ、埼玉との繋がりが深くなりましたが、埼玉には変わった習慣や考え方があって、郷土愛の強さも感じます。埼玉っていいところですよ、本当に。ただ、なかなか埼玉の良さが伝えきれてないだけだと思うんですよ。そもそも「埼玉」という名前に問題があるのかも。祭多藦(さいたま)とか、些威珠(さいたま)だったら違ったかもしれませんね。まぁ、それは冗談ですが、そもそも“郷土愛”って言うのは、愛着ある場所を、単純に全て愛しているということではなく、いい面も悪い面も全て受け入れた上で、「でもいいところだよね」と思える事なのではないのかな?

ボクはマレーシアに住んで11年になります。出身の沖縄に帰ると懐かしさはあるのですが、当時とは随分変わったので、今はライブで日本のファンに会う事が、郷土に帰ってきたという事を一番認識する瞬間ですね。そして、ボクは日本の秋が好き。日本の秋は切なく儚い感情が溢れてくるんですよ。なので、秋の日本に帰ってくると、グッとくるものがあります。

今作も、いろいろな映画のオマージュ…。と言うか、パクリとも言える部分が多く、公開中止になる可能性が高いので(笑)、少しでも早めに劇場に行って観覧してくださいね。そして、微力ながらボクも、少しでも埼玉の良さが伝えられるように発信を続けていきたいと思っています。

出典:リビング埼玉Web

©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

■GACKTさん 1973年7月4日生まれ。ミュージシャン、俳優、実業家、インフルエンサーなど多彩な分野で活躍。NHK大河ドラマ「風林火山」('07)やハリウッド映画『BUNRAKU』('10)に出演したほか、前作『翔んで埼玉』('19)では第43回日本アカデミー賞にて優秀主演男優賞を受賞。2024年には「GACKTLASTSONGS 2024 feat. K」が全国5都市7公演で開催決定

 

【あらすじ】映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』 埼玉県の田舎道を走る1台のワゴン車のカーラジオから流れる、埼玉にまつわる都市伝説・第Ⅱ章。東京への通行手形制度が廃止された3カ月後の物語-。 関東一帯に平和が訪れたのも束の間、埼玉県人は横のつながりが薄いという問題が浮上。埼玉県人の心を1つにするため、埼玉に海を作ろうと計画し和歌山県の白浜を目指して旅立つ麻実麗(あさみ れい)と埼玉県人の仲間たちだったが、関西にも都府県の格差が存在。非人道な扱いを受ける滋賀県人、和歌山県人、奈良県人を救うために、全国を巻き込む“東西対決”へと発展していく。鍵を握るのは琵琶湖? 埼玉の、日本の命運はいかに! ?

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