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憧れの上司と同僚が密会… 社内不倫に気づいた「女性の苦悩」【前編】

  • 2023.11.22

身近な友人知人が、不倫をしていると知ったらどう思うでしょう。興味を持って話を聞くのか、もしくは止めるなどの行動をとる方もいるかもしれません。智香さん(仮名・29歳)も職場でそのような状況に直面したことがあるそう。そこでいったいどんな行動をとったのか、詳しく話を伺いました。

上司と同僚に恵まれた職場

「私は大学卒業後、ある食品会社に就職し、商品開発部に配属されました。職場には新人のころからお世話になっている上司がいます。とても頼りがいのある男性で、厳しくもあり優しくもあり、尊敬し、感謝もしている方です。私は、そんな上司に密かに思いを寄せていました。でも相手は既婚者。関係はどうなるものでもなく、思いは胸に留めていたんです。
また、とても親しくしている優美(仮名)という同僚もいました。優美はとてもサバサバとした性格で、付き合いやすいタイプでした」

上司を“タイプじゃない”と言いながら…

「優美とは、個人的に食事や飲みに行くことがありましたが、たいてい職場の話になるんですね。話題が上司のことに及ぶと、“まったくタイプじゃない”と一蹴。まるで興味がないと言っていました。
ところが、そこからどうも関係を疑うようなシーンを見かけるようになったんです。たとえば職場の飲み会のとき。鍋料理が出たのですが、だいぶ熱かったようで、上司がブッと吹き出してしまいました。それを見た優美が、“ほら猫舌なんだから”と、親しくないと知らないようなことを言うんです。ほかにも、仕事中にアイコンタクトを取っているような瞬間を目撃したことも…。そんな怪しいと思える場面を何度か見かけました」

同僚と上司が不倫関係であると確信

「そして、ついに決定的な出来事が起きました。ある休日、私は優美とショッピングに行く約束をして、駅で待ち合わせていたんです。私は少し早く到着してしまったため、付近をブラブラと歩いていました。裏通りを歩いていると、道路の前方に1台の車が止まり、助手席から優美が出てきました。運転席の男性ににこやかに手を振っているんですが、それが上司だったのです。どう見ても、ただならぬ関係。私は、二人が不倫関係にあることを確信しました」

同僚と上司への不信感から…

「優美と上司の関係を知りつつも、私からは切り出すことができませんでした。優美とは親しい間柄であり、きっと教えてくれるだろうと思っていたんですが、その気配はなし。私のほうから、“彼氏できた?”“いい人いないの?”とカマをかけるようなことを言ってみても、“ないない”と否定されるだけ。もどかしい日々が続きました。上司においても、まるで不倫なんてしていないかのように、妻や子どもの話を楽しそうにするんです。どういう神経をしているんだろうと思いますし、二人に対する不信感がつのる一方でしたね」

“同僚と上司の社内不倫に気付いた女性の告白”をご紹介しました。
親しい同僚と、尊敬していた上司。女性からすると、裏切られたような気持ちになったことでしょう。何もすることができず、ただ思い悩むだけの日々に、さぞかし苦痛を感じたはずです。

©kapinon/Adobe Stock ©Kanazawa photo base/Adobe Stock

文・塚田牧夫

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