結婚式を1週間後に控えているにもかかわらず、友人が開いてくれたお祝いの席でお酒を飲み過ぎたことにより、妻・ユリの友人、モネと一夜を共にしてしまったヒナタ。その出来事があってから、あっという間に1週間が過ぎ、結婚式の前日を迎えることに。会場にはユリの友人たちが集まっていたのですが、その中にはモネがいました。モネはヒナタに好意を抱いているようで構ってほしいのか、結婚式場でもヒナタを困らせる行動ばかりをしてきました。式中はモネにかき乱されしまったため、波乱の結婚式となったのですが、なんとか無事に終了。式が終わると、モネとは疎遠になり、平穏な日常に戻ったのでした。
ユリも出産を終え、家族が増えて慌ただしい毎日を送っていたのですが、ある日突然玄関のチャイムが鳴り、そこにはなんと赤ちゃんを抱いたモネの姿がありました。ユリが話を聞くと、結婚はしておらずシングルマザーとのこと。
母親とは険悪な関係のため実家は頼れず、幼いころからの友人であるユリの近くに引っ越してきたというモネ。お互いママ同士ということなので、子どもの情報を共有しつつも、「家族ぐるみで仲良くなれたらいいなと思って」と言い出したのです。
その言葉にユリは同意すると、子育てを一緒に頑張ろうと2人で握手を交わします。その後、ユリはトイレに行くとヒナタとモネは2人きりになりました。少し沈黙が続いた後、モネは「もしかして、あのときの子どもかもって思ってる?」と口を開いて……!?
唐突な質問に夫が答えると…!?
モネの言葉に一瞬言葉に詰まるヒナタ。
「そんなことあるわけな……」
「残念。あなたの子どもでーす」
「嘘だろそんなの」
「何で言い切れるの?何も覚えてないんでしょ?」
ヒナタの言葉を間髪を容れずに遮るモネ。
「責任取ってくれるよね?」
ギラッとした目つきでヒナタを見つめながら、
そう口にしたのでした。
◇ ◇ ◇
赤ちゃんのパパはヒナタであることを告げると、「責任取ってくれるよね?」と言い出したモネ。ただ、"責任を取る"とひと口に言っても、モネが考える責任の取り方とはどういうことなのかが気になりました。鋭い目つきをしているので、何か考えがありそうですね。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
ベビーカレンダー編集部