＜奇妙な話＞田舎をドライブして見つけた【隠れ家カフェ】→ 写真を撮って、店を後にした瞬間！？

非日常を求め、のどかな田舎へ観光に出掛けた知人女性。
そこで美しい思い出を紡ぐハズが、思いがけぬ怪異に遭遇してしまうことに......。
信じるか信じないかは、あなた次第。今回はそんな、奇妙なエピソードをお届けします！

古民家カフェを発見！

カフェ巡りが趣味の知人女性は、その日も車を走らせ、田舎道をドライブしていました。
自然豊かな風景を楽しみながら、穴場のカフェを見つけるのが彼女の楽しみだったのです。

そこで彼女は、一軒のカフェを見つけました。
そこは俗に言う古民家風カフェで、一見カフェと分かりづらいですが、玄関にはきちんと看板が立て掛けてありました。

「まぁ！ 素敵なお店！」
思いがけぬ出会いに喜び、知人女性は軽い足取りで店内に足を踏み入れます。

美味しい料理の数々

カフェに足を踏み入れると、50代半ばと推測される女性オーナーがあたたかく歓迎してくれました。
「うちはコーヒー飲み放題で、ケーキバイキング付きです。どうか、ごゆっくりお楽しみくださいませ！」

リーズナブルな価格で食べ放題と聞き、知人女性は大喜びで美味しいケーキとコーヒーを堪能しました。
もちろん、ブログに載せる為に写真もたくさん撮影してあります。
「こんな穴場に出会えるなんて......。早速、ブログで皆に紹介しなくちゃ！」
そんな想いを胸に、帰宅する知人女性。ですが彼女には、予想外の結末が待ち受けていました。

真相は霧の中に......

「あれ？ 写真が無いわ......。確かに、撮ったハズなのに......」
帰宅してスマホを見ると、何故かカフェで撮影したはずの写真が1枚も見当たりません。

また、そのお店の名前をネットで検索しても、全くヒットしないではありませんか。
しびれを切らした彼女が再び車でカフェを訪れようとすると、何故かカフェが見つかりません。
「前は、ここにあったハズ」と思っても、そこには雑木林しか見当たらないというのですから不気味です。

知人女性曰く、カフェ好き仲間の何人かがそのカフェを訪れたことがあるといいます。
写真や記録には残らないものの、記憶に残っていることから、彼女の体験も実際にあったことなのでしょう。

「何か条件が揃った時にしか、辿り着けないお店なのかもね」ということで、彼女やカフェ好き仲間の間では落ち着いているようです。
行ってみたい気もしますが、もし戻って来れなかったら......なんて不安を掻き立てる、不思議なエピソードでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：六条京子