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自分自身の考え方のクセを理解して職場でのモチベーションを上げよう

  • 2023.11.21
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出典:シティリビングWeb

人の悩みの8割は人間関係と言われています。人は、人と人との間に生きる社会的動物ですので、独りきりで生きていくことはできません。個人主義が浸透しつつある現代日本社会ではありますが、伝統的家族観に基づく家族主義も脈々と受け継がれており、少子高齢時代において、社会と、世間と、暮らしと、経済活動とが悲喜こもごもに混沌としたいろどりを持って21世紀の第一四半期が間もなく終わろうとしています。

キャリアカウンセラーの役割の本質は、「チェンジエージェント」です。人が「転機」を迎えたときに、その「転機」を上手に乗り越えることが出来るようにサポートする存在と捉えてください。

サポートとは、支援です。足を骨折したときに松葉杖をつく必要があるように、一人で新しい環境に飛び込んでいくのはとても勇気がいることなので、我々のようなキャリアカウンセラーが介在する意味が生じてきます。コラムを読んでくださっている多くの読者の人も、子ども時代、学生時代を経て現在は社会人として働いていらっしゃるわけですが、学校の卒業=就職がゴールではないように、今働いている職場が最終ゴールというわけではないはずです。

人生全体を俯瞰してみたときに、20代、30代、40代、50代と、それぞれ乗り越えるべき「壁」が生じてきます。そこで悩みの種となるのが多くは「人間関係」です。人間は、人との関わりを無くして生きていくことはできませんので、どういう形であれ「人」と関わって社会生活を送っています。お金には換算できないほどの価値を創出している「役割」を担っている方々も多く社会を支えています。

繰り返しますが、人は一人では生きていけません。支え合い、支えてもらい、助け合って「和」の中で生きている生命体です。時間も資源も労働力も有限で貴重なものです。大変な時代だからこそ、困っている人を困っていない人が助け、できることを最善尽くして行っていくこと。こうした崇高な精神はいつの時代においても、人の人格、品性、徳を高めるとても大切な考え方です。目先の損得や利害関係に囚われて狭いココロで生きていくと、考えが卑屈になり豊かな愛情を注ぐこともできなくなります。

「考え方」を変えてみる

認知行動療法で有名なアルバートエリスの考え方ですが、自分自身の中にある「捉え方のクセ」=belief(ビリーフ)を修正するようにしていきましょう。

コップの中の水が半分もある、と考えるのか、半分しかないと考えるのかによって、同じ事実でも受け止め方が変わります。もう11月だと考えるのか、まだ11月だと考えるのかによっても、来月の過ごし方が変わるように、人間関係においても、自分に合う上司だと考えるのか、自分に合わない上司だと考えるのかによって、職場でのモチベーションは自ずと異なるはずです。過去と他人は変えられません。変えられるのは自分と未来です。環境を移せるならば環境を変えることも良いですし、環境を変えることが出来ないなら自分自身の考え方受け止め方を変えるほうが早いです。変えられるものを変えていくほうが、良い方向への変化を生み出すことが出来ます。

まだ、11月です。2023年あと一か月以上もあるのですから、まずは、自分自身の「考え方」を変えることによって、少しでも良い方向へ今の環境変化の波を生み出していきましょう。心からの笑顔を取り戻そうと思い、筆者も初心に返って、カウンセリングの勉強をあらたに開始しました。時代の変化についていくことはできませんが、自己を向上させる意識を持ち続けることは何歳になっても可能です。諦めないこと。たゆまぬ努力をし続けること。そんな思いを胸に、今回のコラムを記載させて頂きました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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