【都道府県ランキング】訪日外国人の旅行先トップ10！1位は東京・2位は？

2023年1月〜10月の訪日外国人の数は1,989万1,100人。10月の1カ月では、251万6,500人と、コロナ禍前の2019年同月比でプラスに転じており、外国人観光客が徐々に戻ってきています。では、日本を訪れる外国人は、47都道府県のどこを目的にしているのでしょうか？ 旅行先の都道府県トップ10と外国人に人気の観光地を紹介します。

 

 

訪日外国人の旅行先都道府県ランキング

訪日外国人の旅行先都道府県ランキングは、観光庁「宿泊旅行統計調査」都道府県別外国人延べ宿泊者数（2023年8月（第2次速報））をもとに、多い順から上位10都道府県を並べました。都道府県別外国人の延べ宿泊者数は、1,010万人泊でした。

1位 東京都 375万5,730人

圧倒的な1位は日本の首都・東京都でした。東京スカイツリーや浅草寺、東京タワー、明治神宮といった定番の観光地のほか、渋谷スクランブル交差点も人気を集めているようです。

また、東京といえば、世界の飲食店を評価する『ミシュランガイド』の星の数が世界一多いことで知られるグルメの街（2023年11月20日現在）。会席料理や割烹料理をはじめ、そば、焼鳥、天ぷら、ラーメン、寿司など、さまざまな美食を求めて訪れる外国人が後を絶ちません。

2位 大阪府 170万4,020人

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2位は大阪。テーマパークのユニバーサル・スタジオ・ジャパンのほか、大阪城やグリコなど巨大な立体看板が立ち並ぶ繁華街・道頓堀といった大阪らしい場所が人気です。大阪も食いだおれの街としてグルメが有名ですが、「大阪の台所」といわれるミナミの商店街・黒門市場には、食べ歩きメニューもたくさんあり、海外からの観光客でにぎわいます。

3位 京都府 104万1,810人

3位の京都は神社仏閣をはじめ、日本の歴史と文化に触れたい外国人が目指す場所。赤い鳥居が連なる伏見稲荷大社のほか、金閣寺や清水寺といった有名寺院、二条城のようなお城が人気です。ほかに、侍や忍者の体験ができるサムライ忍者体験ミュージアム京都も注目度が高まっているよう。グルメスポットの錦市場も関心を集めています。

4位 北海道 61万6,810人

雄大な自然が魅力の北海道が4位。白金青い池や白ひげの滝、登別地獄谷など景勝地のほか、旭山動物園も人気。白い恋人パークやサッポロビール博物館は、テーマパーク的な楽しさとグルメ要素が好まれているのかもしれません。

5位 沖縄県 46万4,070人

調査が夏（2023年8月）だったこともあり、南国沖縄県が5位に入りました。自然豊かな沖縄の海をそのまま展示する沖縄美ら海水族館、東シナ海に面した断崖絶壁の万座毛、ショッピングやグルメなど、200店舗近い店舗が集まる美浜タウンリゾート・ アメリカンビレッジなどが人気を集めているようです。

6位 福岡県 43万9,750人

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6位の福岡県も太宰府や櫛田神社、小倉城といった歴史や文化的な施設、そして、ラーメンや屋台グルメも充実していることから、多くの外国人が訪れています。大濠公園やシーサイドももち海浜公園、マリンワールド海の中道などの公園、ショッピングモールのキャナルシティ博多や展望台の福岡タワーも人気です。

7位 千葉県 29万6,850人

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7位の千葉県は、やはりなんといっても東京ディズニーリゾートが圧倒的な人気。ほかには成田山新勝寺や成田山公園も支持を集めています。またイオンモール成田、酒々井プレミアム・ アウトレット、三井アウトレットパーク幕張などショッピングスポットも注目されているようです。

8位 神奈川県 26万70人

横浜や鎌倉といった観光地を擁する神奈川県が8位でした。やはり鎌倉大仏（高徳院）や鶴岡八幡宮、長谷寺などの寺社、横浜中華街が人気。そのほか、箱根彫刻の森美術館や川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムの文化施設、新横浜ラーメン博物館やカップヌードルミュージアム横浜といったラーメン関連施設への関心が高いのも特徴的です。

9位 愛知県 16万1,430人

9位は愛知県。金のしゃちほこをいただく名古屋城や日本三大観音のひとつである大須観音（寶生院）のほか、世界の自動車産業を牽引する企業の歴史を伝えるトヨタ産業技術記念館、テーマパークのレゴランド・ジャパン、サブカルチャーのお店も多い大須商店街など、幅広いジャンルのスポットが人気のようです。

10位 広島県 13万3,050人

コロナ禍前の2019年にはトップ10圏外だった広島が10位にランクイン。2023年5月にG7広島サミットが開催され、フランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7カ国及び欧州連合（EU）の首脳が広島を訪れました。

各国首脳は平和記念資料館や、世界遺産の原爆ドーム、厳島神社へも足を運んだことから、世界的に注目を浴び、旅行者の関心も高まったようです。

[参考]

観光庁「宿泊旅行統計調査」都道府県別外国人延べ宿泊者数（2023年8月（第2次速報））

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