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ショーツ型ナプキンの“オムツっぽさ”を改善! 開発の裏側を明かす

  • 2023.11.20

ananフェムケア連載「Femcare file」。今回のテーマは、多い日の経血漏れ対策。経血量が多い日や就寝中、頼りになるショーツ型ナプキン。色や厚みをブラッシュアップしたNEWアイテムをご紹介します。

【大王製紙】エリスショーツ M~L 昼・夜 長時間用 ブラックカラー

9月末に発売したばかりのブランド初となるショーツ型ナプキン。着用時のゴワゴワ感を軽減し、下着のようなはき心地を叶えるために、厚さ2.9mmの超うす型吸収体を採用。吸収体は背面まであるので360度しっかりガードしてくれ、夜用ナプキン3枚分※の高い吸収力。経血量が多い日やなかなかトイレに行けない日中、就寝中など、昼夜問わずさまざまなシーンで、漏れの心配を軽減してくれる。また“オムツっぽさ”を軽減する、ブラックカラーも大きな特徴。

糸ゴムを採用した立体構造がほどよくボディにフィットし、日中もアクティブに活動できる設計。本体はクールな印象のブラック、個包装は中身が見えにくいダークグレーを採用し、見た目もスタイリッシュ。2個入り、4個入り 共にオープン価格(エリエールお客様相談室 TEL:0120・205205)

商品の魅力を深掘り!

多い日の不安を抱える女性に、夜も昼も安心して過ごせるショーツ型ナプキンを。
エリエールの生理用ナプキン「エリス」ブランドから、初のショーツ型が誕生! 大王製紙 フェミニンケア・商品開発部の竹澤裕美さんと、大王製紙 フェミニンケア・ブランドマーケティング部の出野結香さんに、開発秘話や商品特性などアイテムにかける想いをお伺いしました。

竹澤裕美さん(以下、竹澤):ショーツ型ナプキン自体はすでに流通していて、経血量が多くて通常のナプキンだと漏れへの不安がある方から、すでに支持されているアイテム。しかしユーザー調査では、オムツっぽい見た目や厚みが気になるという声も。そういった見た目のイメージや着用感への課題をクリアした商品が求められているのではと思い、1年以上かけて開発に取り組みました。

出野結香さん(以下、出野):色については、社内外の女性へのヒアリングで、普段のショーツでも愛用している人が多く、オムツっぽい印象も払拭できるブラックに。ただ、ショーツ型ナプキンに使用されている不織布は、色をつけると硬くなる性質があるので、素材の選定にはかなり時間がかかりました。エリスショーツは、下着のような黒でありながら、柔らかくはき心地のいい不織布を採用しています。

竹澤:もうひとつの課題だった“厚み”に関しては、経血を吸収する吸収性ポリマーの配合量を調整することで、夜用ナプキン3枚分※の吸収力でありながら、日中でもゴワゴワせずに使える薄さを実現しました。

――パッケージデザインにも工夫が凝らされているそう。

出野:一般的にショーツ型ナプキンは、夜だけの使用を想定されることも多いのですが、昼間も積極的に使っていただきたく、イメージが伝わりやすいように、パッケージを青から黄色へのグラデーションカラーにしています。昼間にもみなさんに気兼ねなく使っていただけるとうれしいです。

竹澤:発売前のモニター調査では「体にフィットするのにお腹まわりは柔らかくて心地よくはける」「薄いから長時間はいていても違和感がないのがいい」「これまでにない黒色がいい」など、高評価をいただきました。今はワンサイズ&黒色だけの展開なので、いずれサイズやカラーの選択肢も増やしていけたらと思います。選ぶ楽しさも大切にしたいですね。

出野:生理の時って、気分が落ち込んだり体がしんどかったり、思い通りにいかないですし、その辛さの程度も人それぞれ。これからも、エリスのブランドコンセプトである“だれかではなく、あなたのそばに。”をモットーに、お客様の意見を取り入れて、ひとりひとりのニーズに応えられる商品を作っていくのが理想です。

竹澤:たとえば肌トラブルがある方や初潮を迎えたお子さん向けに、肌にやさしいナプキンがあると喜ばれるのではと考えていて、開発を進めていきたいと思っています。

※大王製紙「エリス 新・素肌感 多い日の夜用 羽つき」との比較

※『anan』2023年11月22日号より。取材、文・岡井美絹子

(by anan編集部)

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