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「あのさぁ…」私を貧乏人扱いするセレブ親友が放った驚愕の言葉とは<100万円を拾ったら>

  • 2023.11.21

夫と息子の3人家族のアカリさんは夫婦で定食屋を営んでいます。アカリさん宅で高校から10年ぶりに会う親友2人、それぞれの子どもたちと一緒にBBQをすることに。親友親子が家にやってきて、しばらく再会と思い出話を楽しんでいると、夫のBBQ準備も完了。用意していたレジャーシートを庭に広げると、何と100万円の札束が出てきて一同驚愕! 今はセレブ妻となったユキだけが驚くことなく、しかもそのお金をもらえばと爆弾発言をします。もちろんそんなことできるはずもなく、アカリさんが翌日レジャーシートを買ったリサイクル店に行くと言うとユキもついて来ると言い出し、一緒に店へ。店長に事情を話し、レジャーシートの売り主にお金を返したいと伝えますが、手がかりはないと言われてしまいーー。

店長から雑品であるレジャーシートは個人情報の管理なども行っていないため、売り主のことはわからないと言われると、再びユキが100万をもらうか、今ここで使ったらと言います。

100万はセレブのユキにとっては小銭、お金に苦労してきたアカリさんにとっては大金。ユキにとってお金の持ち主は関係なく、アカリさんは自分のことのように心配していて2人の意見は真逆。すると、ユキがため息をついて何か話し始めるのですが……。

セレブになって変わってしまった親友。どうすればいい?

「あのさぁ・・・私はあんたのために言ってあげてるのよ」
ため息をつきながらアカリさんにユキは言い放ちます。

アカリさんはユキが何が言いたいのかわからず、ポカンとしていると、

「ホントはさ欲しいんでしょ? 100万」

「そろそろ生き方変えなよ、そんな貧乏話してないでさ〜」

昔からアカリさんが素直に行動できないこと、高校時代の好きな男子への声かけもユキが手伝ったことなどを話し始めました。

憐れむような失礼な発言を受けて、ユキ変わったねと今度はアカリさんの反論の番です。笑顔で突っ走るマイペースさで周りとぶつかるところもありましたが、そんなユキの真っ直ぐさがアカリさんやフミエが好きなところでした。

「こんな嫌な奴じゃなかったよ」

真剣な顔で伝えますが、ユキは「ふっ、何それ」と鼻で笑うと、今やセレブになった自分は変わっていて当然で、アカリさんやフミエと違って時間もお金も自由だと主張します。リサイクル店の店長は客が内輪揉めをし出してオロオロ。「あんたさぁ・・・」と、ユキは構わず主張を続けるのですが……。

◇ ◇ ◇

ユキは高校の頃からマイペースで、進路相談について担任とクラス全員を前にして「東京でお金持ちと結婚するから不要!」と言い放つなど、周囲をザワつかせたり、時にはぶつかることもあったようですが、自分に正直で笑顔の絶えない彼女がアカリさんもフミエも好きでした。

しかし、大人になって変わってしまったのか、元からそうだったのかは定かではないですが、今目の前にいるユキはお金のない人を小馬鹿にするようになっていました。

みなさんにも、学生時代と社会人になってからで価値観があまりに変わってしまった友人はいますか? そんな人とはどんなふうにお付き合いをしていますか?


著者:マンガ家・イラストレーター くまお

ベビーカレンダー編集部

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