1. トップ
  2. 恋愛
  3. マスオさん状態は離婚率が高い?辛い理由やストレス解消法、同居のコツなど

マスオさん状態は離婚率が高い?辛い理由やストレス解消法、同居のコツなど

  • 2023.11.20
mamagirl

夫が妻の実家に同居する「マスオさん状態」。今回は、マスオさん状態だと離婚率は高まるのかどうか、マスオさん状態が辛い理由などを解説します。また、同居するメリットやマスオさん状態でも幸せに暮らせるコツ、体験談もお届けしますのでぜひ参考にしてくださいね。

■マスオさん状態とは
出典:PIXTA

マスオさん状態とは、夫が婿入りという形をとらず妻の実家で同居することです。アニメ「サザエさん」でサザエさんの実家に暮らす夫のマスオさんに由来して、マスオさん状態と呼ばれています。

■マスオさん状態だと離婚率は高まる?
出典:PIXTA

マスオさん状態だと離婚率は高い傾向にあるようです。中には、夫もしくは妻の両親と同居していない場合の離婚率は約7%、対して妻の両親と同居している場合の離婚率は約27%という調査結果もあります(※二世帯住宅のトビラ,2020,「【二世帯住宅】離婚率が驚愕の高さ!離婚理由&住宅ローンまとめ」より)。

離婚率が高くなる原因として、マスオさん状態の夫が我慢の限界に達しやすいことがあげられます。妻の両親との関係が悪くても生活を共にしなくてはならないこと、生活費を支払っていても家は妻の両親のものであることなどにマスオさん状態の夫はストレスを溜めてしまうのです。

■マスオさん状態が辛い理由

ここからはマスオさん状態の夫がなぜ辛いのか、その理由を紹介します。

<マスオさん状態だと離婚率が高まる理由>

・気を遣わなければならない

・休日にゆっくりできない

・外出しづらい

・義両親はいつも妻の味方

・自分の親に親孝行しにくい

それぞれ詳しく解説します。

・気を遣わなければならない

マスオさん状態の夫は、義両親に気を遣って生活しています。食事やお風呂、のんびり過ごせるはずのリビングも、マスオさん状態の人にとってはすべてが気を遣う場所。家の中でホッとできる時間が少なくなり、ストレスが溜まってしまうようです。

・休日にゆっくりできない
出典:PIXTA

休日にゆっくり休めないことも、マスオさん状態が辛い理由の一つ。義両親が気になって、休日の朝ゆっくり寝られないと思っている夫も多いようです。また、休日に義兄や義妹などが遊びに来て、さらに気疲れするケースも。

・外出しづらい

気軽に外出できないことに辛さを感じるマスオさん状態の夫もいます。外出しようとしても、義両親から「どこに行くのか?」「帰りは何時?」などと聞かれて、行動を監視されていると感じてしまうこともあるようです。

・義両親はいつも妻の味方

実の親子ということもあり義両親は妻の味方になりがちです。特に義母は妻の味方をするケースが多いので、妻以上に義母から責められてしまうこともあります。マスオさん状態の夫は、家庭内に居場所がないと感じて辛い思いをしてしまうのです。

・自分の親に親孝行しにくい

自分の両親に親孝行がしにくい状況が辛いと感じるマスオさん状態の夫もいるようです。夫の両親が遠方に住んでいる場合は、より辛さを感じるでしょう。また、自分の両親に対して妻が無関心だと、「妻の家族を日ごろから支えているのに」と不満を抱くことも。

■マスオさん状態で家族が幸せに暮らせるコツ

夫がマスオさん状態の場合、家族みんなが幸せに暮らせるコツはあるのでしょうか。

<マスオさん状態で家族が幸せに暮らせるコツ>

・一人になれる場所をつくる

・家族みんなで話し合う機会をつくる

・積極的に家庭に貢献

それぞれのコツを詳しくご説明します。

・一人になれる場所をつくる

マスオさん状態の夫が定期的に一人になれる場所を決めておくと良いでしょう。妻の両親と常に顔を合わせる同居生活では、夫は気疲れしてしまいます。スペースがない場合でも「この時間、この場所は夫が一人になれる部屋」を決めておくと、夫のストレスを軽減できます。

・家族みんなで話し合う機会をつくる
出典:PIXTA

家族が集まって話をする機会をつくることも、幸せに暮らせるコツです。マスオさん状態の夫が我慢の限界を超えてしまわないように、定期的に話し合いの場をつくり、お互いの気持ちをすり合わせます。夫の口から話しにくいことがあれば、妻が両親とのパイプ役になってあげましょう。

・積極的に家庭に貢献

マスオさん状態の夫が自ら進んで家事や力仕事をおこなったり、妻の両親にお金の援助をしたりなど、積極的に家庭に貢献することもおすすめです。家族全員に認めてもらうことで、マスオさん状態の夫の立場も良くなり、意見も通りやすくなるでしょう。

■マスオさん状態のストレス解消法

ここからは、マスオさん状態の人におすすめのストレス解消法をご紹介します。

<マスオさん状態のストレス解消法>

・早起きしてランニングをする

・ジムに行く

・ゆっくりお風呂に浸かる

・寝る前にストレッチをする

それぞれ詳しくみていきしょう。

・早起きしてランニングをする
出典:PIXTA

ストレス解消には早朝ランニングがおすすめです。太陽の光を浴びて運動をすることで、セロトニンというホルモンの分泌が活性化されます。セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレスを解消するだけでなく、心を落ち着かせたり前向きな気持ちにさせてくれたりする効果も期待できますよ。

・ジムに行く

ストレスが溜まっているマスオさん状態の人へ、ジムへ行くことをすすめてもいいでしょう。外出をする理由にもなり、天候が悪くても室内で十分に運動ができます。

・ゆっくりお風呂に浸かる
出典:PIXTA

疲れがとれないマスオさん状態の人には、ゆっくりお風呂に浸かるのを提案してみてもOK。お風呂にゆっくり入ると、筋肉がほぐれて血行が良くなります。さらにリラックス効果も期待できるので、体の疲れをとるだけでなくストレスなどで疲れた心も癒してくれるでしょう。

・寝る前にストレッチをする

マスオさん状態の人へ、寝る前のストレッチをしてもらっても良いでしょう。ストレッチをすることで、ストレスホルモンの分泌が減り、体を休めてくれる副交感神経が活発になります。副交感神経が優位になると、イライラや不安な気持ちが解消するので、リラックスして眠れるように。

■旦那さんがマスオさん状態で同居するメリット

夫がマスオさん状態で同居することのメリットをみていきましょう。

<旦那さんがマスオさん状態で暮らすメリット>

・金銭的な援助

・嫁姑問題の心配がない

・子育てを手伝ってもらえる

それぞれ具体的にみていきましょう。

・金銭的な援助
出典:PIXTA

マスオさん状態の同居では、生活費の負担が減る可能性があります。住居費や光熱費といった生活費を折半もしくは全額義両親が負担するケースもあるため、自然な形で金銭的な援助が受けられるでしょう。

・嫁姑問題の心配がない

嫁姑問題が起きにくいこともメリットの一つです。夫がマスオさん状態であれば、夫の両親と妻が生活を共にする必要がありません。妻がストレスなく過ごせることはもちろん、夫も嫁姑問題に巻き込まずに平和な生活を送れます。

・子育てを手伝ってもらえる
出典:PIXTA

夫がマスオさん状態の場合、妻の両親に子供の面倒をみてもらいやすいというメリットがあります。同居しているため、保育園の送迎や発熱時の対応などを妻の両親に自然と手伝ってもらえる可能性が高いでしょう。

■限界?別居?マスオさん状態で暮らす夫婦の体験談
出典:PIXTA

ここでは、マスオさん状態で暮らす人の体験談をご紹介します。

・口うるさい義母にうんざり…お金の援助をし始めたら少し減りました

「妻の妊娠をきっかけに、妻の両親と同居することになりました。義母がとにかく口うるさい人で、自分の思い通りにいかないとすぐに文句をいってきます。住まわしてもらっている身なので、最初は理不尽なことをいわれても反論できず、気を遣いながら過ごしていました。あるとき、「してもらってばかりいるから意見が言えないんだ」と気づき、買い物は全額出す、外食の際は魏両親の分もおごる、ときどきお小遣いを渡すなど、金銭的な援助をし始めたら、義母の小言もだんだんと減っていきました。」(20代男性)

・夫に外でストレス解消してもらった

「夫の帰りが毎日遅く、カードの明細を確認すると毎月3万円ほどキャッシングしていることが発覚しました。私は浮気を疑い探偵に調査を依頼。すると夫は毎日のように小料理屋に行き「義両親と暮らすのがストレスで帰りたくない」と愚痴をこぼしていたことがわかりました。マスオさん状態でも文句をいわずにいてくれた夫がここまで悩んでいたことを知り、改めて夫と話し合うことに。毎月3万円は痛いので、もう少し費用を抑えつつ、外食やジム、推しのライブなど行きたいところに行ってもらいました。今では何か用があるとき以外はなるべく早めに帰ってきてくれます。」(30代女性)

・妻と離婚を前提に話し合った

「普段から妻の両親を優先して、お金の援助や頼まれごとなど嫌な顔せず積極的にやってきました。しかし夫である私の両親に、妻は何もしてくれません。遠方にいる私の父が病気で倒れたときにも「私は病院に行ったほうがいいの?」と聞いてくるほどです。長男であることもあり、日ごろからもっと自分の親に親孝行したいと思っているのにできないことが辛かったので、意を決して自分の気持ちを伝えることに。妻としては自分がここまで思い詰めているとは思わなかったらしく、それからは僕の両親にも積極的に孝行してくれるようになりました。自分もだんだんと、納得して義両親と同居できるようになってきています。」(40代男性)

・苦しむ夫に一人の時間を持ってもらった

「結婚2年目でマスオさん状態だった夫。「実家で暮らしているのだから生活スタイルを合わせるのは当然」と思っていた私と両親は、夫がストレスを感じていることに気づかず…。突然「もういっしょにいたくない、離婚したい」といわれ別居状態になりました。そんなに辛かったとは思わず、今までの申し訳なさからしばらく一人で暮らしてもらうことに。私の両親にも、夫が辛かったことや今までよくやってくれていたことを説明。誰も彼を責めずにそっとしておく期間を作りました。すると夫も落ち着いて半年後に帰ってきてくれました。」(20代女性)

・義両親と協力しながら生活できる

子供のお迎えや食事の用意など困ったときにすぐ頼ることができたり、逆に力仕事をお願いされたりなど、お互い協力しながら生活しています。毎晩、妻の両親と晩酌をして楽しい時間を過ごしており、個人的には良い関係が築けていると思っています。(20代男性)

■離婚する前にマスオさん状態でもうまくいくコツをマスターして!ストレスのない毎日を目指そう

離婚率が高く、夫のストレスが溜まりやすいマスオさん状態。妻の両親と暮らすメリットもある一方、夫が家族の中で孤立しやすいことがわかりました。マスオさん状態でもストレスがなくなるように、家族みんなが幸せに暮らせるコツを知り、ストレス解消方法を実践してみましょう。

元記事で読む
の記事をもっとみる