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末端冷え性の改善にも! ヨガインストラクターの「すぐできる防寒対策」

  • 2023.11.19

冬は肌寒いと感じてもなんとなく我慢をしてしまい、いつの間にか体の芯から冷えてしまいがち。でも、肌寒いときにすぐ対処をすれば、冷えきるのを防ぐことができますよ。そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が、肌寒いときの速攻ケアをご紹介します。

「首」がつく部分を意識する

肌寒さを感じるときは、「首」がつく部分を意識しましょう。首、手首、足首などが冷えると全身に冷えが伝わってしまうと考えられます。冷える前に首にストールを巻く、手首を洋服で隠す、足首が隠れる靴下に履き替えるなど、まずは簡単な対処からしてみましょう。特に、首の冷えは肩や背中までじわじわ伝わっていくため、すぐに対処するのがおすすめですよ。

背中を動かす

首、手首、足首などのケアをしてもでも肌寒さが気になるときは、背中の大きな筋肉を動かしましょう。腕をしっかりと上げ下げする動きで肩甲骨を動かすと、背中が動き次第と温かくなってきます。

腕を上げ下げしづらい状況のときは、肩をすくませて下ろす動作をリズミカルに続けてみましょう。肩甲骨と背骨、肋骨が持ち上がる感覚を意識すると可動域が広がり、内側から温かくなるのを感じられるはずです。その他にも、足首を回す、かかとを突き出したり甲を伸ばしたりしてふくらはぎを動かすのもいいですね。

冷え切ったときは全身をサクッと動かそう

一日を終えて体が冷え切った状態だと、お風呂で湯船に浸かってもなかなか体が温まらないと感じる場合も。そうなる前に、全身をサクッと動かすのがおすすめです。

1.両腕を上にあげて両肘を軽くつかみ、立ちます。
腕は耳の横か耳の少し手前まで上げればOKです。後ろに引きすぎると姿勢が崩れるので注意しましょう。

※バランス力に自信がある方は、かかとを持ち上げ、指の付け根で立ちます。難しい場合は、両足を安定させて立ちましょう。

2.自然呼吸で、ゆっくりとしゃがんでいきます。両脚の幅は、バランスよくしゃがめる幅を調整してください。

※かかとを持ち上げ指の付け根で立っている場合は、そのままかかとを下ろさずにキープした状態でしゃがみましょう。

3.息を吐くタイミングで勢いよく立ち上がります。
4.これを1セットとし、体が温まるまで行います。

冷えたら動く! 早めの対策が大切

冷えは基本的に、動かずじっとしているときに感じやすいものです。

  • 座りっぱなしのときでも定期的に立ち上がって動く
  • エスカレーターやエレベーターで移動する際、数階分を階段に変えてみる
  • じっとしているときでも背中を動かすようにする

など、日常の動作を意識的に増やすだけでも体が温まりやすくなります。衣類や暖房器具での防寒対策に加え、日常動作を増やすことも意識してみてくださいね!

©polkadot/Adobe Stock

筆者情報

上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】と、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講

文 / 上村由夏

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