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「日用品の備えで大切なことは?」東日本大震災の支援を通して感じたこと|元自衛隊員が描く“こころの防災”#4

  • 2023.11.20

いつ、どこで発生するかわからない災害。心構えはどのくらいできていますか?

この連載では、わたしたちの大切な命、そして“こころ”を守るための知恵を、実体験を題材に作成した漫画を通し、お届けします。

Sitakke

連載担当は、札幌在住の二児の母・イラストレーターのヤマモトクミコさん。
ヤマモトさんは、元・海上自衛隊員で、入隊1年目に、東日本大震災の支援に従事しました。

海上自衛隊員として護衛艦に乗り、炊き出し、救助者の支援、燃料や真水の提供、救助者や遺体の捜索など様々な支援をしていたという、ヤマモトさん。現場にいた女性隊員はわずか。「だからこそ“女性視点”での支援がとても大切だと感じた」と、当時を振り返ります。

この漫画では 、女性の被災者の方々の支援を通し、ヤマモトさんが学んだ「災害のこころ構え」を発信していきます。

→前回の話:「どうしよう...?」災害中に“生理”が始まってしまったら

第4話:日用品の備えで大切なことは?

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あとがき

災害派遣任務を終えたのち、親戚や友人から、自衛隊活動に関するニュースや世間の反応について、話をたくさん聞ききました。

「自衛隊すごいじゃん」と称賛する声もありましたが、実際に従事した私からすると「その時に自分ができることをただひたすらやっただけ」という感じなので、役に立てているかどうか実感することはあまりありませんでした。(私だけかもしれませんか…)。

今回テーマにした「衛生用品」は、性別関係なく必要になってくる防災グッズですよね。
歯磨きやお風呂、日常で行っていることに対して必要なアイテムは、なるべく普段通りのものを用意できると安心です。

また、非常時に、洗濯はできない可能性も高いので、代替品として防臭スプレー等を用意しておくこともおすすめします。

自分の身を守ることはもちろんですが、身体だけではなく、”心”のストレスを軽減するためにはどんな備えが必要か。
ぜひ、日常生活を振り返って考えてみてください。この連載がそのきっかけに繋がるといいなと思います。

***

漫画:ヤマモトクミコ
北海道・札幌市在住のイラストレーター。2010年に、海上自衛隊入隊。入隊1年目で東日本大震災の支援に従事。約10年間、自衛隊員として全国各地を飛び回る日々を過ごし、結婚・出産を経て、退職。独学でイラストレーターに。2児の母。

Instagram:@studio.kimi_cony
X:@kumiko_illust

編集:Sitakke編集部 ナベ子

【参考】イラスト作成時の写真資料として
海上自衛隊ホームページ

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