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電車の中でダンス!? Tube Girlに学ぶ自尊心の上げ方とは?

  • 2023.11.19

Tube Girlって誰?

Tube Girlのはじまりは、2023年8月。ロンドン在住のマレーシア人のサブリナ・バスーンが、地下鉄(イギリス英語で、Tube)の車内でくるくる回りながら、デヴィッド・ゲッタの『Where Them Girls At』の歌詞に合わせてエネルギッシュに踊る動画を投稿したことで、バイラルセンセーションとなった。

「私はみんなからかなり離れたところに住んでいるから、どこへ行くにも電車に乗らないといけないの。夜遊びを終えて家に帰る途中、音楽をかけているんだけど、頭を振っている(踊っている)と、人が近寄ってこないのよ。その方が、安全だし、旅をより楽しむことができる」とサブリナは、BBCに語っている。

実は、最初は別の乗客に撮影をお願いしたところ、きっぱりと「ノー」と言われてしまい、一人でカメラを振り回して撮影することにしたんだとか。結果として、彼女自身がカメラを振り回す11秒のクリップは大反響を呼んだ。

彼女のビデオがここまで注目された背景には、公共交通機関でそれをする勇気のある人が信じられないという、ある意味、物珍しいものを見るような視線があった。実際、視聴者からは「そんなこと絶対にできない」「その自信が欲しい」などの声があがったけれど、サブリナに言わせてみれば「私を信じて、実際には誰も気にしていない」とのこと。

Tube Girlがバイラルになって以来、サブリナはMACコスメティックスのロンドン・ファッションショーでランウェイデビューを果たし、今では他の有名ブランドからも仕事のオファーも殺到している。これからのサブリナの活躍には注目して間違いないはず。

自分の快適ゾーンから一歩踏み出す人が世界で続出

前述のBBCの取材に対して、「この新しい "ムーブメント "は "自信 "を鼓舞するためのもので、ダンス以上のものよ」とサブリナは説明。また「皆が電車での時間を楽しんでいる。私は皆が楽しんでいるのを見るのが大好きだから、正直言って心が温まるわ」とも付け加えている。

今や、サブリナに触発されて世界中のフォロワーたちが彼女の公共交通スタイルを真似し、同じようなコンテンツを共有するようになった。

サブリナの最初の投稿は、決してムーブメントを巻き起こすために作られたものではなかったかもしれないけれど、今や世界中で社会現象化している。このトレンドに参加したTikTokkerたちは「社会的不安を打ち消すため」「人前で自信をつけるため」「悲惨な朝の通勤時間の見方がどのように変わったか」あるいは、「公共の場で自信を持って自分を表現する勇気を出すことに楽しさ」について語っている。

通勤や通学は、ほとんどの人にとって1日のハイライトではないかもしれないけれど、Tube Girlにチャレンジしてみたらちょっとしたスパイスになるかも?!

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