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キスシーンにノワール、減量と増量…ウィ・ハジュンの“初めて”で完成した『最悪の悪』【インタビュー】

  • 2023.11.19

「初のノワール、初のキスシーン…すべてがわくわくしながらもプレッシャーが大きい現場でした」

世界的にKコンテンツを広く知らせたNetflixオリジナル『イカゲーム』では、潜入捜査をしていた警察公務員ファン・ジュノ、tvNドラマ『シスターズ』では秘密資金700億を探しに出る財務担当のチェ・ドイル本部長、そしてウィ・ハジュンが選んだ次の役はノワールジャンルのDisney+(ディズニープラス)の『最悪の悪』だった。

本作は1990年代を舞台に、韓国、中国、日本の三国間で行われている麻薬取引の中心「江南連合組織」を捜査するため、刑事のジュンモ(演者チ・チャンウク)が潜入捜査するというクライムアクション。

潜入先で信頼を得ようと、次第に“悪”に染まっていくジュンモ、望むものを得るためなら手段と方法を選ばない江南連合のボス、ギチョル(演者ウィ・ハジュン)、2人の息詰まる対立がスリルと緊張感を与えている。

ウィ・ハジュンはギチョルの過酷な役作りについて次のように振り返っている。

「ギチョルは組織のボスですが、現場では私が最年少なので、ボスとして重圧感を与えるのが難しかったです。当時『シスターズ』の撮影を終えたばかりの頃、『最悪の悪』の撮影に入らなければならなかったので、5kg増量しました。強い印象を与えるために監督と相談して、眉毛の眉山を生かしたり肌の色を暗くしたりしました。後半では体重を66kgまで減量しました」

ウィ・ハジュン
(写真提供=MSteamエンターテインメント)

残酷な麻薬組織のボスであるギチョルだが、初恋のウィジョン(演者イム・セミ)には純愛を見せたりもする。特に、わかっていながらウィジョンに騙されるシーンは、視聴者を切なくさせた。

イム・セミとのキスシーンは俳優としてデビュー後 初めてのキスシーンでもある。

ドラマ『よくおごってくれるきれいなお姉さん』『ロマンスは別冊付録』など、ロマンス作品にたびたび出演したが、キスシーンとは縁が遠かったウィ・ハジュンが今作でのキスシーンについて語った。

「キスシーンが初めてだと言うと、たくさんの方が驚きます。 初めてのキスシーンは、とてもロマンチックな場所でやりたかったのですが…。キスシーンよりセリフの感情に重点を置きました」

ウィ・ハジュンのアクション演技も話題を集めた。

ウィ・ハジュン
(写真提供=MSteamエンターテインメント)

全羅南道莞島出身のウィ・ハジュンは幼い頃、映画を見ながら1人でアクション演技の基盤を固めたのが作品に大きく役立ったと打ち明けている。

「幼い頃、テコンドー道場もないところで暮らしながら、イ・ソリョンの映画を見ながら剣やタイヤを踏みながら遊んだり、友達とアクションシーンを真似したりしました。ただ意味がないことだと思っていたのですが、俳優として大きな助けになるんだなと思いました。また、『最悪の悪』でのアクションはとても凄絶で、人物の感情が表現できる演出に集中しました」

劇中で麻薬を流通させるカルテルのボスを演じたウィ・ハジュンは、現実でも社会的問題になっている麻薬について憂慮を示した。

「最近、(麻薬が)若い子たちでも簡単に手に入るようになって話題になりましたね。役作りのためにギチョルを演じるために彼を人間的に理解しようとしましたが、行為については審判を受けなければならないと思います。視聴者もギチョルを通じて“仕方がない”ではなく、ただ“悪人”そのものとして見てもらいたかったです」

ウィ・ハジュンやチ・チャンウクが出演する『最悪の悪』はDisney+(ディズニープラス)にて配信中だ。

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