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「飯マズ!!」「ギャハハハハ!」理解できない義家族の笑いのツボ……嫁の私が限界を感じたワケとは

  • 2023.11.20

道に倒れていた夫の祖父を助けたことをきっかけに付き合い始めた私たち夫婦。どんなことでも大きな声で笑う夫が好きで、結婚を決めました。夫の家族もよく笑う、笑顔の絶えない一家で、私も仲間に入れるといいなと思っていたのです。しかしそれは大きな勘違いだということに気づいてーー。

大きな勘違いに気づいてしまったのは、家をリノベーションすることになり、しばらくの間義実家で同居したことがきっかけでした。置いてもらう代わりに、ほとんどの家事を請け負ったのですが……。

笑顔の絶えない家庭とは…?

家族の朝ごはんとお弁当を作るために早起きした私。遅れて起きてきた義父は私の顔を指さして笑うのでした。

「朝はすんごい顔をしているね〜昼間の顔とは大違いだ! ギャハハ〜!!!」

まさかそんなことで爆笑されるとは思っても見なかった私は、呆気に取られて手に持っていたお茶をこぼしてしまいました。すると義父の笑い声を聞きつけてやってきた義母がいうのです。

「赤いシャツを着て四つん這いになると、まるで赤ベコね〜そのずんぐりした体! キャハハハハ〜!!!」

気づけば夫も私を笑っています。そう、夫や義両親の笑いは、楽しい笑いではなく人をバカにした笑いだったのです。

堪忍袋の緒が切れた!

それでもなんとか生活を続けていたものの、ついに堪忍袋の緒が切れたのは、ある日の食卓での出来事でした。

実家の母仕込みで料理には自信があった私は、得意料理の和食を作って出しました。しかし夫と義両親は、マズイマズイの大合唱! どう考えても料理オンチの義母の100倍おいしくできているはずですが、「消しゴムのカスを食べているような味」「薄い顔の女が作っただけあって味も薄い」と大笑い。まるで汚いものをつかむように箸で持ち上げる仕草をして笑い、嗚咽するまねをしては笑い、世話になっている身とはいえ、そんな無神経な義家族にストレスがたまって仕方がありませんでした。

ものすごい嫌悪感

絶えかねた私は、夫や義両親の笑いは人を傷つける笑いだからやめたほうが良いと夫に伝えました。しかし夫は、真剣に話す私の顔を見て再び大笑い。なんでも顔のシミを見ていたら日本地図に見えてきて笑いが堪えれらなかったのだと言います。

私が顔のシミを気にしているのを知っているくせに、笑うなんて許せません。義実家での生活は期間限定とわかっていますが、一度感じた嫌悪感は消すことができないまま……。些細なことかもしれませんが、私は離婚を決めて、家を出ていくことにしたのです。

義家族へのお仕置きをしてくれたのは

離婚をする前に、夫の祖父には報告をしなければ……。そう考えた私は、義祖父に電話をかけました。結婚が決まったとき、誰よりも喜んでくれた義祖父に伝えるのは心苦しさでいっぱいでしたが、もう我慢できません。

義祖父は私の気持ちを汲んでくれて何も言わずに私を送り出してくれましたが、1つだけ。「息子夫婦や孫を恨んでいるか?」と聞かれます。義祖父に嘘はつけません。「はい」と答えて、私は家を後にしました。

後日夫からかかってきた電話をとると、住むところがなくなったと困っている様子。もちろん助ける気はありませんが、どうやら義祖父が私の代わりに制裁を加えたようで、もともと義祖父の持ち物だった家から追い出され、アテにしていた遺産も、義祖父が寄付の手続きを進めていたようです。

失礼な笑いのツボによって親戚からも疎まれていた義両親は、行くところがなくて困っているそう。何もせずに去っていった私でしたが、祖父のおかげでスッキリしたのでした。

笑顔溢れる家庭は憧れますが、人を嘲笑うような笑いは気分の良いものではありません。誰もが笑顔になるような話で、楽しく笑って過ごしたいものですね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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