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友だちから「あなたの彼氏と結婚しました♡」と謎連絡→「夫は隣で爆笑してるけど?」略奪女の末路は

  • 2023.11.19

小学校の頃からの女友だちに頼み込まれて、婚約者を紹介した私。しかし、女友だちは後から「あなたの婚約者さん、私に一目惚れしちゃったみたいね?」と言い出して……?

腐れ縁の女友だちに押し切られる形で、婚約者を会わせた私。その場は和やかに終わったのですが、友だちは「結婚のこと、もう少し考えた方がいいと思うんだけど」と言ってきたのです。

昔から友だちの彼氏にモテちゃうのよね

「3カ月後の結婚式にも招待するからぜひ来てね」という私のメッセージに対し、「3カ月後ってちょっと早すぎじゃない?もう少し考えた方がいいと思うんだけど」と言ってきた友だち。

私たちの挙式はいたってシンプルなもので、披露宴はなし。それぞれの家族と親しい友人だけを呼ぶつもりなので、十分間に合うはずです。

そのことを伝えると、「やっぱり、気付いてなかったのね」と呆れたように言いました。

「あんたの彼、今日一日やたらと私のことを見つめていたじゃない」「こんなこと言うのもアレだけど、あんたの婚約者さん、私に惚れちゃったみたいよ?」

友だちと彼氏は向かい合って座っていたので、視線が合うのは仕方がないでしょう。彼氏の態度に思うところはありませんでした。

「私、昔からなんでか友だちの彼氏にモテちゃうんだよね。本当に困っちゃう」「今後の動きには要チェックだね。彼に捨てられないように気をつけてね!」

驚きすぎて言葉を失う私に、「無事に結婚できることを祈ってるよw」と言った友達。不安になった私は、彼氏に連絡を取ることにしました。

「ちょうど連絡しようと思ってた」「今日会った人のことなんだけどさ……」と、友だちのことを切り出してきた彼氏。「気になってる」と言われたらどうしよう、と私は思わず身構えました。

「あの子の連絡先、ブロックしても大丈夫?ちょっとしつこくて、俺が苦手なタイプなんだけど……」と彼氏。肩の力は抜けましたが、私は彼氏と友だちが連絡先を交換していたなんて知りませんでした。

私がお手洗いに行っている間に、友だちが「許可はもらってるから、何かあった時のために連絡先を交換しましょ」と彼氏に言い出したそう。そして、彼氏のもとには友だちから「いいドレスのある式場を知ってるから2人で見に行きましょう」とのお誘いメッセージがしつこく来ているようです。

「こんなこと言いたくはないけどさ」と切り出した彼氏。「本当に友だちなの?友だちだったらこんなことしないと思うんだけど」という彼氏の言葉に、私は彼女との思い出を振り返ります。

彼女と私は、小学校から大学まで一緒のいわゆる腐れ縁。しかし、高校時代に、彼女は友人の彼氏を奪った疑惑があったのです。かなりの修羅場になったものの、彼女は「勝手に惚れられただけ、奪ってない」の一点張りで、結局うやむやに。

そのことを話すと、「俺、マジでそういう女の子無理……」と彼氏。すぐに友だちの連絡先をブロックしたようです。彼女を結婚式に招待することも、そして今後の付き合いも考え直さなければならないようです。

あなたの婚約者は私に夢中♡

2週間後――。


「私ね、謝らないといけないことがあるの」と友だちからメッセージ。先日以来、メッセージのやり取りもしていなかったので、謝られるようなことは思い当たりません。

とりあえず話を詳しく聞こうとすると、「実は、あなたの彼氏と結婚することになったの!」と爆弾発言……。

友だちによると、私の彼氏が「こそこそメッセージをやり取りする関係はもうやめよう」と言い出したそう。そして、偶然市役所の前で、婚姻届を持った私の彼氏に出くわし、気持ちに応えてあげたいと思ったのだそうです。

「せっかくの婚約者さんを奪ってごめんね!」

「でももう彼は私に夢中だから諦めてね!」

「夫が隣で爆笑してるんだけど」

「え?」

彼氏が先日、市役所に婚約届を取りに行ったのは事実です。しかし、その婚姻届にサインしたのは私。すでに彼氏は私の夫になっています。彼氏がやめようと言ったのは、友だちがしつこいから。しかし友だちは、こそこそやり取りせず堂々と付き合おうと言われたと勘違いしていた模様。夫は友だちとのやり取りを見て、おなかを抱えて笑い転げています……。

夫によると、最近出かける先々でものすごくアツい視線を感じていたそう。私と出すための婚姻届をもらった帰り、視線を感じて振り返るとものすごい笑顔の友だちがいたそうな……。大の男が叫ぶのを必死で我慢するくらいに、ホラーだったそうです。

「誰が友だちの男を狙うような女に惚れるかよ」と夫。夫の言葉をそのまま友だちに伝えると、「別に本気じゃなかったし!」「私にだって本命の彼氏いるし、勝手に結婚してれば?」と逆ギレ。

本命の彼氏がいるにもかかわらず、私の夫に手を出そうとしていたなんて……。ますます呆れてしまいます。

「本命の彼氏さんに捨てられないようにね?」と私が言うと、「あんたたちの結婚式なんていかないし、私の結婚式にも絶対招待してあげないんだからね!」と捨て台詞を残した友だち。

しかし、私が発したメッセージは現実のものとなってしまったのです……。

略奪し続けた女の末路

1カ月後――。

「助けて!」という友だちからのメッセージが。「今すごくヤバイことになってるの!貯金も仕事もなくなっちゃうかも!」という言葉に、私と夫は興味津々でスマホをのぞきこみました。

本命の彼氏の実家に、結婚の挨拶に行った友だち。実家にいた本命彼氏の妹を見て、友だちは驚きました。本命彼氏の妹は、高校時代に自分が彼氏を略奪した相手だったのです。本命彼氏の妹である友人は、その場で高校時代のことを洗いざらいぶちまけたそう。それで、友だちは窮地に立たされてしまったのです。

「でも結婚が破談になるだけなら、貯金や仕事は関係ないんじゃない?」と尋ねると、「じ……、実は……」と言葉を濁そうとする友だち。

「奪ったの……。本命の彼氏にはすでに婚約者がいたんだけど、私が奪ったの……」「2人で飲みに行く約束して、それで……、その……。妊娠したって嘘ついたの……」

その元婚約者への婚約破棄の慰謝料は、本命彼氏が立て替えてくれることになっていたそう。しかし、妹の話を聞いた本命彼氏は、友だちを追及。今は「妊娠が嘘なら訴える」「元婚約者への慰謝料、そして自分への慰謝料も払え」と言っているそうです。

困った彼女は、会社に給料の前借りを頼み込みますが、もちろん「無理」との回答。そもそも会社の中でも、既婚者や彼女もちの男性にばかりちょっかいをかけていたらしく、「解雇する」とまで言われてしまったそうです。

「友だちでしょ?助けてよ!お金貸して!」と頼み込んできた友だち。しかし、婚約者を奪おうとする友だちなんて、私には要りません。「今後は誰にも迷惑をかけずにまっとうに生きてね」とだけ残して、私は友だちの連絡先をブロックしました。

本命彼氏も、貯金も仕事も失った友だち。人の彼氏を奪う悪癖が直るといいな、と思っています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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