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58歳になったブルック・シールズ、「もう完璧な体型を追い求めない」と語る

  • 2023.11.18
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アメリカ版「グラマー」誌にブルック・シールズが登場し、自分の体型や美容整形について語った。

ニューヨークの街角でのブルック・シールズ。(2023年10月26日)photography: Raymond Hall/GC Images/Getty Images

ブルック・シールズにダイエットの話はしないこと。『青い珊瑚礁』のヒロインは、なんらかの美の基準のために節制なんかしない。「食べ物もお酒も人生も大好き。心臓のためにも健康を保たないと。ジムに行くのは嫌い。それと、自分が太っているかもと考えてしまうことにもうんざり」と、2023年11月1日発売のアメリカ版『グラマー』誌で語っている。ピラティスが大好きと言いつつ、マシンで何時間も汗を流すことなんか考えられないとも言う。ハリウッドのスリム志向は「退屈だし、時間の無駄」とバッサリ。

自己受容の長いプロセス

ブルック・シールズは、自分の体型が理想通りではないことを認めながらも、なにもかも投げ打って理想に近づけようとする気はさらさらない。「もう少し引き締まっていたらと思うし、これまでなかったのに最近お腹もぽっこりしてきた。本当に、本当に努力する気があれば落とせる」と言う。「でもランチをしたり、本を読んだり、散歩をしたり、ジュエリーを買ったり、娘たちと遊んだりする時間の方が大切」

こうした人生観を身につけて、外見を気にしなくなるまでは長い時間がかかったと言う。「これ以上早くは到達できなかったと思う。プロセスを経ないといけないから。(中略)最初の一歩は子どもができた時に踏み出した。その時の私の体には誰にも奪われない目的があったから」と長女ローワンと次女グリエの母親は言う。

若さを追い求めたくない

ブルック・シールズの敵はダイエットだけではない。今年の4月にインスタグラムで自分のシワは「自分が得たもの」だと述べ、注射の「罠にはまらない」よう促した。彼女は老いのサインを消すのに気軽に手術がおこなわれている現状を嘆いている。「賢い女性たちがリーダーや尊敬すべき相手を決める文化も世界にはある。でもここでは......この部屋にいるみんなを見て。若さを求めて整形手術に頼る人がますます増えている。わたしはそうしたくない。今現在を追い求めたい」と「グラマー」誌に語った。

ルイ・マル監督の『プリティ・ベビー』で一躍スターとなった女優はしかしながら、すべての美容整形に反対しているわけではない。「手術を受ければ必要な自信がつくとか、正当な理由があって本当に自分のために受けるのならば賛成よ。美容整形が女性に自信を与えることを発見したから」と言う。その一方で自らの経験に基づき、ほどほどにすることを勧める。「はまるのは簡単。その結果、自分らしくない顔になるのが怖い。ボトックスを打ったときは、(スタートレックの)ミスター・スポックみたいな目になってしまって、"この顔、自分じゃない"って思った」

ボトックスの代わりにいまはフラクショナルレーザーやピーリングを受けている。「新しい治療でもトライするけれど、自分らしくなくなるのは嫌」

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