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「事なかれ主義」我慢し続ける私に、嫌と言ってくれた人|友達だと思っているのは自分だけかもしれない

  • 2023.11.18

これは、作者・ゆいな(@yuina.kajima)さんが大学生のときのお話。オリエンテーションをきっかけに行動を共にするようになった美姫・華との付き合い方に悩み、友だちとは何か改めて考えるさまを描いています。大学1年の後期ごろから、徐々に授業をサボりだす美姫と華。ゆいなさん頼りの2人にモヤモヤしながら2年生に上がりますが…。『友達だと思っているのは自分だけかもしれない』第12話をごらんください。

お昼を食べる約束をすっぽかした美姫と華は、ゆいなさんに謝りつつも、あまり悪いと思っているようには見えませんよね。ゆいなさんも言いたいことはあるものの、今の関係性を壊したくないと飲み込みます。

そんなゆいなさんのことを心配し、2人に対して怒りをあらわにする友人の朱音。数少ない理解者だという朱音がこんなに真剣になる理由には、ゆいなさんとの過去にあるようで…?

大切なのは損得ではなく、誰とどう付き合いたいか

大学生になったばかりのゆいなさんは、学部内で1人でいることに危機感を覚えていました。そんなとき、オリエンテーションで高校の同級生・美姫と華に再会。ひとりぼっちを回避できたことに安堵(あんど)します。一緒に過ごす時間は楽しかったものの、徐々に2人はゆいなさんにノートを借りて授業をサボったり、急にランチをすっぽかしたりするように。ゆいなさんはモヤモヤを募らせていきました。

1人は心細いから友達と一緒に居たいと考えていたゆいなさんですが、それまで隠していた本音と向き合い、自分の気持ちに従って行動することにしました。相手との関係が友達といえるのか違和感を覚えたなら、ほどよく距離をとるのも大切かもしれません。

それぞれ価値観が違う人間関係の中で、自分は誰とどう過ごしたいのか。改めて考え直したくなる作品です。

著者:sa-i

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