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北欧の美学が宿る、トムウッドの旗艦店の魅力とは?

  • 2023.11.18

ノルウェー発のジュエリーブランド、Tom Wood(トムウッド)が、11月25日に国外初となる旗艦店を南青山にオープン。

ノルウェー・オスロにあるトムウッドの旗艦店。Photography : Einar Aslaksen

この旗艦店は、スウェーデンのデザインエージェンシー、Specific Generic(スペシフィック ジェネリック)とのコラボレーションによりデザイン。2フロア、320㎡というゆったりとした店内は、トムウッドが誇るスカンジナビアの伝統を讃えるとともに、日本文化への造詣も深めている。

1階はトムウッドのコンテンポラリーな美学とサステナビリティに対する責任、そして高さや直線性、質感がデザインの中心に。床から天井までのスライド式ガラスディスプレイが空間を仕切り、長さ9メートルの木製レジカンターが設置。その背後にはアーカイブウォールが立ち、日本の国旗に敬意を表してデザインされた青山店限定のリングを含む、旗艦店でしか手に入らないスペシャルなジュエリーが並ぶ。

日本の国旗に敬意を表してデザインされた青山店限定のリング「Mined Ring Red Garnet」ほか、旗艦店でしか手に入らない特別にセレクトされたジュエリーが揃う。素材にこだわり、アルミニウムやスチールなど、リサイクル可能で長持ちする素材が優先的に使用されているほか、寿命を終えたテキスタイルをアップサイクルして制作された、クヴァドラ社のREALLYと呼ばれる革新的な製品も展示。

2階には「アパートメント」と名付けられたプライベートギャラリーが設けられ、トムウッドのクリエイティブディレクター兼ファウンダーのモナ・ヤンセンがキュレーションしたアートや家具が展示される。「この空間の目的は、ノルウェー人である私たちの生活スタイルの一部を日本に持ち込むこと、そしてその空間を私自身がキュレーションすることで、素晴らしいクラフトマンシップとデザインに対する情熱を分かち合うことです」と彼女は語る。このスペースは招待者のみが足を踏み入れられるエクスクルーシブな空間となり、イベントやトークショー、ディナー、そしてツアーなどのために開放される予定。

シンプルさ、革新性、機能主義を念頭に置きながら、自然、彫刻、建築、歴史といったものからインスピレーションを得てデザインされているトムウッドのジュエリーは、スカンジナビアの美学を反映したもの。そしてこの旗艦店はモナ・ヤンセンの夫でありブランドのCEOを務めるモーテン・イサクセンが語るように彼らの「ブランドや製品、そして取り巻く人々の交流点」となる。「私たちはお客さまと距離を置くのではなく、私たちなりの方法で心を開いてつながり、文化やエネルギーを分かち合いたいと考えています。伝統的な小売業だけで満足してもらえる時代は、もう随分と前に終わっています。人々はさらなるものを期待しており、それを提供していくことが重要なのです」

デザイナー兼設立者のモナ・ヤンセン(右)と、夫でCEOのモーテン・イサクセン(左)。2013年に設立されたトムウッドは、歴史的なシグネットリングを現代的に解釈した小さなジュエリーコレクションにより瞬く間に成功を収める。10年後の現在、オスロ、バルセロナ、パリ、そして東京を拠点に成長を遂げている。

Tom Wood Store Aoyamaトムウッド 青山店東京都港区南青山3-14-20tel : 03-6447-5528営)12:00〜20:00不定休www.tomwoodproject.com/jp_ja/*11月25日(土)の旗艦店オープン当日12:00〜14:00には、ストアにてクリエイティブ・ディレクターのモナ・ヤンセンが在店して、お客様を迎える予定。

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