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韓国に5失点大敗も…シンガポール率いる日本人監督が「誇らしい」と選手称賛。そのワケは

  • 2023.11.17

シンガポール代表率いる西ヶ谷隆之監督が、5失点で敗れた韓国代表戦を終えて選手たちを「誇らしい」と労った。

11月16日、ソウルワールドカップ競技場で行われた2026年北中米W杯アジア2次予選のグループC第1節では韓国がシンガポールに5-0で大勝した。

シンガポールは前半終盤まで韓国相手に無失点の健闘ぶりを見せていたが、同44分にFWチョ・ギュソン(25、ミッティラン)の先制ゴールを被弾。後半にはFWファン・ヒチャン(27、ウォルヴァーハンプトン)、FWソン・フンミン(31、トッテナム)、FWファン・ウィジョ(31、ノリッジ・シティ)、MFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)の得点を立て続けに許し、大差での敗戦となった。

西ヶ谷監督は試合後、「韓国は個々人だけではなく、チームとしても素晴らしいパフォーマンスだった。しかし、シンガポールも100%のパフォーマンスを見せたと思う」と90分を振り返った。

現役時代は名古屋グランパス、アビスパ福岡、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)、ジェフユナイテッド市原(現・ジェフユナイテッド市原・千葉)、アルビレックス新潟でプレーし、引退後は水戸ホーリーホックやSC相模原の監督を歴任。2022年4月よりシンガポールを率いる指揮官は、選手たちを「誇らしい」と称えていた。

西ヶ谷隆之監督
西ヶ谷隆之監督
「序盤から失点しないことに集中したが…」

西ヶ谷監督との一問一答は以下の通り。

―試合の感想は。

韓国は非の打ちどころなく完璧だった。個々人だけではなく、チームとしても素晴らしいパフォーマンスだった。しかし、シンガポールも100%のパフォーマンスを見せたと思う。誇らしい。

―前半40分まで0-0の試合を続けていたが、なぜ急にバランスが崩れてしまったのか。

序盤から失点しないことに集中した。ただ、惜しくも失点してしまい、流れが崩れてしまった。

―1990年代に現役でプレーしながら韓国サッカーのことも見ていたと思う。シンガポールの監督としてみた韓国サッカーは何が違っていたのか。

選手の頃も(韓国が良いと)感じていたが、今の韓国サッカーのレベルはとても上がったと思う。多くの選手が欧州で活躍しており、選手全般のレベルとパフォーマンスが向上したのではないか。それもあって、今日の試合は苦しかった。

―0-5というスコアが生まれると予想していたのか。

シンガポールの選手たちは100%出し切ってくれた。良いパフォーマンスを見せたと伝えたい。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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