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米軍基地に来る慰問のパフォーマー達→アレの対応がメンドくさすぎる…【米軍基地で働いてみた(26)】

  • 2023.11.16
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<米軍基地に来る慰問のパフォーマー達→アレの対応がメンドくさすぎる…>米軍基地で働いてみた[#26]

今回も私が米軍基地で働いていた時のお話です。
母国を遠く離れた異国の赴任地で、日々トレーニングに励む兵士たち。

そんな兵士のために、米軍基地では定期的にアメリカの有名人を招いたり、コメディアン・バンド・忍者ショーなど、バラエティにとんだ慰問イベントが開催されるのです。

その中でも、私が一番印象に残っているのはとある国のバンドでした。
彼女たちは明るく演奏も歌も上手いし、英語も流暢なので兵士とのやり取りもテンポ良くて、兵士もノリノリで会場もグラス片手に大いに盛り上がります。

アメリカ本土から著名なアーティストを呼ぶよりも、国内で活躍している外国人バンドのギャラはお手頃だったのか、マネージャーは彼女らをヘビーローテーションでセッティングしていました。

私の基地の部隊は滞在期間が短く入れ替わりが激しいので、同じバンドが出演してもそれは良いのですが…一つ問題が…。
彼女らは、他の出演者とはちょっと違って中々の曲者だったのです。

基地に慰問に来るパフォーマーには食堂で1人当たり決められた金額までの食事が許可されていますが、その外国人バンドは揃いもそろって、上限ぎりぎりまで注文するのです。

しかも、その金額を自分で計算しない上、0.25ドル単位まで細かくこちらに計算させては「後いくら?」と聞いてくるのです。
設定金額にまだ数ドル足りていないと最初から注文をやり直し、1セントも無駄にせず使い切ろう!という姿勢です。

さらに、どうしても発生してしまう端数を「私の残りの0.25と、あの人の残りの0.25と、この人の0.50を合わせて1ドルの水頂戴!」なんて注文までつけてくる程。

ガツガツしているというかあまりにもがめつく、毎回その調子なので少し呆れ気味でした。(あくまでも私個人の感想です)

一方で、その他の一般的な出演者は上限金額の半分程のバーガーセットで済ませる事がほとんど。
それどころか、リハーサルや公演後に自腹でアルコール類を頼んでチップをつけてくれたりするので、私たちスタッフにとっても、外部から来るパフォーマーは有難い存在でした。

しかしある日、アメリカで非常に人気の高いモータースポーツの有名レーサーが来た日に事件が起きたのです。

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