1. トップ
  2. おでかけ
  3. 豆腐・味噌・醤油…京の老舗名店めぐり「ゆんたびグルメツアーズ」【京都御所エリア】

豆腐・味噌・醤油…京の老舗名店めぐり「ゆんたびグルメツアーズ」【京都御所エリア】

  • 2023.11.17

京都は日本有数の大豆料理が盛んな地域☆長い歴史の中で貴重なタンパク源として発展してきた豆腐・味噌・醤油など大豆をテーマに御所周辺の老舗を訪ね歩きます☆

「豆腐・揚げ・味噌・醤油・百味會の菓子…京の老舗名店めぐり:御所編」

 (253631)

実は京都は日本有数の大豆料理が盛んな地域。
長い歴史の中で貴重なタンパク源として発展してきた豆腐・揚げ・味噌・醤油などの大豆の加工食品。
それらを扱う名店がたくさんあります。
現代では大豆の栄養価の高さやベジタリアンやヴィーガン対応の食材として注目度も上がっていますね。

今回の「ゆんたびグルメツアーズ」が伺うのは御所界隈。
京都御所は794年平安京の時代から明治維新までの約千年間、天皇がお住まいになっていた場所。
いわゆる皇居ですからこの周辺ではさまざまな御用達のお店があり、今も続く老舗が数多くあります。
そんな老舗名店を大豆をテーマに訪ね歩こうという企画です。

 (253633)

本田味噌 本店

 (253641)

京都御所中立売休憩所前で集合。

 (253642)

中立売御門を出てスタートです。

 (253643)
 (253646)

まず伺ったのが「本田味噌本店」。
室町通り一条。
創業は天保元年(1830年)、約200年という老舗。

「西京白味噌」が有名ですね。

https://www.honda-miso.co.jp/index.html

 (253648)

案内人の柏原卓之さん(左)。
今日のツアーのために用意して持参した西京味噌のスープを皆さんでいただいて一息。
さらっといただけるコクのあるポタージュスープのような味わい。
塩分の少ない西京味噌ならではの楽しみ方ですね。

 (253650)

広報の方にお店の歴史や味噌の製造工程など説明いただきました。

 (253651)
 (253647)

各種味噌の味見も出来るんですね。

 (253770)

味噌テイストの焼菓子なども。
定番の味噌だけでなくさまざまなバリエーションの商品が並んでいます。

 (253649)

本店の店舗は現代風に綺麗にリニューアルされていますが、ちょっと奥を覗けば古い家具類などが見受けられたり老舗らしさを感じます。
そんな歴史を感じさせる展示などもされています。

 (253652)

澤井醤油 本店

 (253653)

次に伺ったのは新町通中長者町通り角、「澤井醤油 本店」。

明治12年創業のもろみ・醤油作りの老舗。
このいかにも老舗な外観は風情がありますね。
昔ながらの木桶を使った製造方法が大きな特徴です。

https://sawai-shoyu.shop-pro.jp/

 (253654)

格式高そうな外観ですが、お店に入ると歴史を感じさせる土間に大きな木桶が並びます。
ある意味京都らしさを感じさせない、職人の作業場的雰囲気。
とてもカッコ良いですね。

 (253658)

もろみの熟成に使われている大きな木桶は中も見させてもらえます。

 (253656)

普通に一般的なお買い物が出来るお店です。
もろみ・醤油のさまざまなバリエーションの商品が並んでいます。

 (253655)
 (253657)
 (253660)

入山とうふ店

 (253661)

次は椹木町通油小路、「入山とうふ店」。
暖簾にあるように創業は文政年間とされ、京都で一番古いとうふ店として有名です。
もっとも店主は古さをアピールするわけでもなく、昔ながらの製法で今の時代にマッチした商品作りに興味がありそうです。

店内奥にはカフェ使い出来るスペースや、「トッフル」と呼ぶ豆腐のワッフルなども。

 (253671)
 (253679)
 (253664)

奥のイートインスペースでおぼろ豆腐をいただきます。

店主は豆腐作りの説明を、用意してある資料を使って熱弁していただきました。

 (253665)

説明を聞きながらいただきます。
ここでかける醤油は先ほど澤井醤油で調達したもの。
ナイスな段取り。

 (253666)
 (253680)

とうふ製造の上で良質な水が必要なのは当然の事。
この辺りは名水と呼ばれる井戸もあることから質の良い地下水に恵まれた地域。
お店のある椹木町(さわらぎ町)通りは江戸時代「上の店(かみのたな)と呼ばれた市場があり、生鮮を扱う市として栄えたそう。

こちらの入山とうふ店でも地下水を汲み上げてとうふ作りに活かされています。

 (253662)

東西に伸びる椹木町通り。
昔、市が立っていた名残のような道幅ですね。

 (253667)

こちらのお店は見逃せないポイントがいっぱいありますね。
とても珍しい木製の仁丹看板。

松屋常盤

 (253741)

御所南へ。
堺町竹屋町上る、「松屋常盤」。
御所や大徳寺の御用達を務め、創業は承応年間と言われていますからおよそ370年という超老舗。

京都の老舗中の老舗が集う「百味會」にも入っておられます。

http://www.kyomeibutuhyakumikai.jp/shop/mathuyatokiwa.html

 (253736)

こちらの代表銘菓「味噌松風」をいただきます。

歴代の天皇に愛されたとされるお菓子。
この店頭でのみ販売されています。

 (253738)
 (253737)

見た目はカステラのよう。
いただくとやっぱり味噌らしい独特の風味。
カステラよりしっかりとした食感。

なんだかとても珍しいものいただいた感じです(笑)

 (253740)
 (253739)
 (253760)

豆腐工房 うえ田 御所南店

 (253743)

最後にお邪魔したのがこちら「豆腐工房 うえ田 御所南店」。

西京区大原野に本社を置き製造されており、こちらは2022年10月にオープンされたお店。
いわゆる先に紹介したような老舗とは違いますが、もの作りの伝統を守り本物の美味しさを追求するとうふ店。(それでも創業から44年の老舗です)

https://uedatofu.com/

 (253766)
 (253765)

日常使い出来るとうふの定番商品はもちろん、さまざまなバリエーションの商品が並びます。

こちらではちょっと他では見ない「手あげバーガー」なるものをいただきます。

 (253759)

看板商品である手あげをサッと焼き、塩のみで味付けしたバーガー。
これ以上ないシンプルさが、あげの風味をダイレクトに感じられてほんと美味しい!
ヘルシーさを感じるというのも立派な味付けの1つですね。

真面目なもの作りの姿勢がこういう商品にも現れていると思います。

 (253761)
 (253762)
 (253763)
 (253764)

以上、京の老舗名店ツアーでした。

歴史の重みを感じさせる名店から現代的なセンスを盛り込む元気印のお店まで。
共通するのは善き伝統を守りつつ、未来へと繋がる真面目なもの作りの姿勢なんだと感じさせてもらえました。

”老舗”という概念に驕らず、時代に即した本物の追求こそ商いとして尊いものですね。

ツアー 基本情報

【ゆんたびグルメツアーズ】

「豆腐・揚げ・味噌・醤油・百味會の菓子…京の老舗名店めぐり:御所編」


【ツアー実施日】 ※ツアーは終了しています

10月13日(金) 14時00分〜16時30分

10月14日(土) 14時00分〜16時30分

【コース詳細】

集合:中立売休憩所 (京都御苑内)

価格:4,950円 (4,500円+450円10%税) 飲食代込み

定員:14名

【コースルート】

[ 歩く距離:約3.3km ]

中立売休憩所 (出発) → 本田味噌 → 澤井醤油 → 入山とうふ店 → 松屋常盤 → 豆政 → → 豆腐工房うえ田 → 二条通富小路界隈 (解散)

元記事で読む
の記事をもっとみる