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映画『コンクリート・ユートピア』が最優秀作品賞含む6冠、「第59回大鐘賞映画祭」受賞リスト

  • 2023.11.16

最も歴史が深い映画賞と呼ばれる「大鐘賞」で最優秀作品賞に輝いたのは、映画『コンクリート・ユートピア』だった。

11月15日、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)市・京畿アートセンター大劇場で「第59回大鐘賞映画祭」が開催され、26部門の授賞式が行われた。

最優秀作品賞は『コンクリート・ユートピア』が輝いた。

制作会社クライマックススタジオのビョン・スンミン代表は「協力してくださった方が非常に多かった。劇中の季節は冬だが、撮影は夏に行われた。分厚いコートを着用して演じるのでに汗をこぼさないでほしいという監督の指示を遂行してくださったイ・ビョンホンさん、パク・ソジュンさん、パク・ボヨンさん、キム・ソニョンさん、キム・ドユンさん、とても感謝している。そして、何よりこの作品を最後まで妥協しないで素晴らしい作品を作ってくださったオム・テファ監督に本当に感謝する」と、感謝の気持ちを示した。

ビョン・スンミン代表
(画像=「第59回大鐘賞映画祭」キャプチャー)ビョン・スンミン代表

監督賞は『密輸』のリュ・スンワン監督が受賞した。

監督は映像を通じて「監督賞を受賞できることになり心から感謝する。『密輸』を愛してくれた観客の方々に心から感謝している。これからも良い映画を作れるように一生懸命に努力する」と感想を伝えた。

リュ・スンワン監督
(画像=「第59回大鐘賞映画祭」キャプチャー)リュ・スンワン監督

主演男優賞は『コンクリート・ユートピア』のイ・ビョンホン、主演女優賞は『ビニールハウス』のキム・ソヒョンが受賞した。

イ・ビョンホンは「作品に参加してくれたオム・テファ監督、真夏に真冬の場面を撮るのに苦労の絶えなかったスタッフ、素晴らしい演技を披露してくれた俳優たちと一緒に喜びを分け合いたい」とし、「パンデミックを過ぎた今も劇場に影響を与えているが、それにもかかわらず、多くの方が映画に関心を持ってくださって、どの瞬間より幸せな瞬間だった。これからも素晴らしい作品に携わりたい」と感謝を伝えた。

キム・ソヒョンは「この作品を紹介し、語ることができる一年になって光栄だ。私は俳優として独立映画に偉大な今年の一年を送ったが、そんなに足跡を残してくれていたすべての関係者の方々とともに、今私がここにいるようだ。ありがとうございます」と喜んだ。

イ・ビョンホン(左)、キム・ソヒョン
(画像=「第59回大鐘賞映画祭」キャプチャー)イ・ビョンホン(左)、キム・ソヒョン

助演男優賞は『クモの巣』のオ・ジョンセ、助演女優賞は『コンクリート・ユートピア』のキム・ソニョンが受賞した。

新人賞は『The Childe(貴公子)』のキム・ソンホ、『次のソヒ』のキム・シウンが受賞。新人監督賞は『梟ーフクロウー』のアン・テジン監督が受賞した。

撮影賞は『密輸』チェ・ヨンファン監督、脚本賞は『梟ーフクロウー』のヒョン・ギュリ脚本家、アン・テジン監督が受賞した。

編集賞は『梟ーフクロウー』のキム・ソンミン監督、作曲賞と視覚効果賞は『コンクリート・ユートピア』のウン・ジェヒョン、音響効果賞も『コンクリート・ユートピア』のキム・ソクウォンが受賞した。音楽賞は『幽霊』のダルパラン、美術賞は『コンクリート・ユートピア』のチョ・ファソン、衣装賞は『キリング・ロマンス』のユン・ジョンヒが受賞した。

ドキュメンタリー賞は『スープとイデオロギー』のヤン・ヨンヒ監督が受賞しており、「大鐘が注目した視線賞」の作品部門は『ドリームパレス』が受賞した。監督部門は『ママの土地:グリシャと森の主人』パク・ジェボム、俳優部門は『英雄』の俳優チョン・ソンファが受賞した。

オ・ジョンセ、キム・ソニョン
(画像=「第59回大鐘賞映画祭」キャプチャー)オ・ジョンセ(上)、キム・ソニョン
キム・ソンホ、キム・シウン
(画像=「第59回大鐘賞映画祭」キャプチャー)キム・ソンホ(上)、キム・シウン

今回の大鐘賞映画祭には、OTTシリーズ作品も候補に含まれた中でシリーズ作品賞には『ムービング』が受賞しており、監督賞は『カジノ』のカン・ユンソン監督が受賞した。

シリーズ俳優賞は『カジノ』チェ・ミンシクが、女優賞は『ムービング』ハン・ヒョジュが受賞し、シリーズ全ての部門で、ディズニープラス作品が受賞する快挙を手にした。

『コンクリート・ユートピア』は、最優秀作品賞ほかにも主演男優賞、助演女優賞、作曲賞、視覚効果賞、音響効果賞、美術賞など、6冠を達成する快挙を成し遂げた。

なお、大鐘賞映画祭は深い歴史を誇るが、去る2015年大鐘賞映画祭は「出席しない俳優には授賞しない」という発言で“出席賞”議論を巻き起こした経緯がある。

このような問題で権威が崩れたが、今度の映画祭は最初からやり直すという気持ちで革新を約束した。チャ・インピョ、チャン・ドヨンなどの新鮮なMCキャスティングとともに初のOTTシリーズ部門を候補に入れ、クリーンな運営に向けて努力する姿を見せた。

以下、第59回大鐘賞映画祭受賞者リスト

最優秀作品賞=『コンクリート・ユートピア』

監督賞=リュ・スンワン(『密輸』)

主演男優賞=イ・ビョンホン(『コンクリート・ユートピア』)

主演女優賞=キム・ソヒョン (『ビニールハウス』)

助演男優賞= オ・ジョンセ (『オ・ジョンセ』)

助演女優賞=キム・ソニョン(『コンクリート・ユートピア』)

新人男優賞=キム・ソンホ (『The Childe(貴公子)』)

新人女優賞=キム・シウン(『次のソヒ』)

新人監督賞=アン・テジン(『梟ーフクロウー』)

撮影賞=チェ・ヨンファン監督(「密輸」)

脚本賞=ヒョン・ギュリ脚本家、アン・テジン監督(『梟ーフクロウー』)

編集賞=キム・ソンミン(『梟ーフクロウー』)

視覚効果賞=ウン・ジェヒョン(『コンクリート・ユートピア』)

音響効果賞=キム・ソクウォン(『コンクリート・ユートピア』)

音楽賞=ダルパラン監督(「幽霊」)

美術賞=チョ・ファソン(『コンクリート・ユートピア』)

衣装賞=ユン・ジョンヒ(『キリングロマンス』)

ドキュメンタリー賞=『スープとイデオロギー』ヤン・ヨンヒ

☆大鐘が注目した視線賞

作品部門=『ドリームパレス』

監督部門=パク・ジェボム監督(『ママの土地:グリシャと森の主人』)

俳優部門=チョン・ソンファ(『英雄』)

☆OTTシリーズ部門

シリーズ作品賞=『ムービング』(「ディズニープラス」)

シリーズ監督賞=カン・ユンソン (『カジノ』)

シリーズ男優賞=チェ・ミンシク(『カジノ』)

シリーズ女優賞=ハン・ヒョジュ(『ムービング』)

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