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エナガとカブトムシ、どっちが重い?

  • 2023.11.16

癒しのルックスで大人気の鳥、エナガ。実は体重が500円玉1枚分しかないって知ってた?

自然ガイド歴15年のくますけさんが身近な鳥たちの意外な生態をまとめた一冊、『エナガの重さはワンコイン 身近な鳥の魅力発見事典』(山と溪谷社)が2023年11月14日に発売された。

エナガは身近な野鳥の中では最も小さく、体長は約14cmで、体重は500円玉とほぼ同じ約7g。なんと、大きめの雄カブトムシよりも軽い。

ジブリ映画『君たちはどう生きるか』で脚光を浴びたアオサギも紹介されている。そのサイズは、「翼を広げたら改札2つ分が通れない」ほど大きいそう。目の前に現れたら圧倒されてしまいそうだ。

春には軒先で子育てしている姿を見かけることも多いツバメ。巣にいるヒナたちを育てるのに、なんと1日500匹もの虫を探してきているという。

「街の鳥」「公園・緑地の鳥」「野山の鳥」「水辺の鳥」と見かけやすい環境ごとに、約80種類の鳥を紹介している。自然の中へ出かけるのが楽しくなりそうだ。

〈著者プロフィール〉
■絵・文:くますけさん
子どもたちに、自然の楽しさを、やわらかく伝える専門家。自然ガイド歴15年。関東平野の真ん中で筑波山を眺めながら、すくすくと育つ。20代最後の挑戦で、体験型環境教育を実践するホールアース自然学校へ転職。柏崎・夢の森公園での勤務を経て独立。ふざけすぎない、くだけ方で、行政・企業・先生のウケがいい。おうち時間が増えたのをきっかけにイラストを描き始め、公園や庭で見られる自然の「へぇ!」という発見や「そうそう!」と言いたくなるネタをSNSで発信している。影響を受けた本は『自然語で話そう』(広瀬敏通著)と『足もとの自然から始めよう』(デイヴィド・ソベル著)。 一番好きな鳥はヒヨドリ。

■監修:上田恵介さん
うえだ・けいすけ/鳥類学者。日本野鳥の会会長、立教大学名誉教授、山階鳥類研究所特任研究員。生態学者として著書多数。日本動物行動学会会長、日本鳥学会会長なども歴任。2016年第19回山階芳麿賞、2020年日本動物行動学会日高賞を受賞。

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