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機能性枕「ブレインスリープ ピロー」リニューアル 秋冬の「睡眠の質」向上のコツは

  • 2023.11.16
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ブレインスリープ代表の廣田敦氏 手にはブレインスリープ ピロー
ブレインスリープ代表の廣田敦氏 手にはブレインスリープ ピロー(J-CASTトレンド)

「脳が眠る枕」を掲げる寝具がある。質の高い睡眠方法についてつづった書籍「スタンフォード式 最高の睡眠」(サンマーク出版)のメソッドをもとに生まれ、2020年5月に発売した機能性枕「ブレインスリープ ピロー」だ。

この「ブレインスリープ ピロー」は2023年9月21日にリニューアル発売した。どのような点が変わったか、ブレインスリープ(東京都千代田区)代表の廣田敦氏に取材した。寒くなっていく秋、冬に向けた睡眠の質向上のポイントについても聞いた。

反発力のグラデーション

ブレインスリープ公式サイトに掲載の開発ストーリー(9月4日付)によると、眠り始めてから90分の間に訪れる「ノンレム睡眠」が深くなると、良質な睡眠につながる。この90分間は「黄金の90分」と呼ばれる。

同ページによると、人の体温には「皮膚温度」(体の表面の温度)と「深部体温」(脳や臓器など内部の温度)という種類がある。入眠時は手足からの放熱によって深部体温が下がる。これにより皮膚温度との差が縮まると「入眠モード」に切り替わるという。睡眠の質を高めるには、深部体温のコントロールが重要とのことだ。

廣田氏によると、同社では「黄金の90分」の間にいかに深く眠るかに着目。体から発生する熱を逃がすために、枕の素材においては通気性が重要になるが、ここを意識し「圧倒的に通気性が良くフィットする枕」として開発したのが、ブレイスリープ ピロー誕生の背景だ。

この枕はポリエチレン樹脂を使った、太さや密度の異なる繊維を複雑に編み込んだ三次元構造体で、無数の通気口が開いている。他の特徴として、枕の縦方向と横方向に沿っていくつかの層にわかれており、層ごとに反発力が違う。縦の3層は、利用者の頭に合わせてフィットする「アジャスト層」、頭や首を支える「サポート層」、そして「ベース層」で構成される。

横の各層は、中央がもっとも柔らかく、外側にいくにつれ反発力が上がっていくとのグラデーション構造だ。今回のリニューアルポイントのひとつとして、グラデーションの数が増えたことが挙げられる。

「どんな人にもフィットする構造にするため、『7グラデーション』から『9グラデーション』に変えました。(頭が)横向きで寝る人でも、仰向けの人でも。さまざまな寝方に対応できる構造です」(廣田氏)

そのほか全体の重さは変えずに繊維の「線径」をより細くし、密度が向上。繊細に、かつしっかりと頭を支えられるようになった。アジャスト層の形状を細かく変えるなど、構造の最適化も図っている。

熱がこもらないように

先述通り、良質な睡眠には深部体温のコントロールが重要だ。秋や冬における睡眠の質について廣田氏に注意点を質問した。

まず快適な睡眠環境として、「室温は夏は約25度前後、冬は19度前後、寝床内(寝具と体の間)の温度は約33度±1度が適切」と語る。寒い季節だと、こうした温度調節は難しくなる。

さらに、秋冬は暖房や電気毛布など、温度調節の選択肢が多い。「(寝具や温度調整手段において)適切なものを見つけていくのが重要」と廣田氏。たとえば電気毛布であまり体を温めると、体が熱を抱えすぎてしまい、夜間に「中途覚醒」することもあり得る。

また枕においては、ウレタン素材やフェザーを使ったものでは熱がこもりやすくなるという。他方で、「ブレインスリープ ピローは、(体積のうち)90%以上が空気層でできていて、放熱が容易。こうした枕を使っていただくのをおすすめします」と話す。

良質な睡眠を得るには、入浴もキーになる。「40~41度のお湯に漬かるのが大事。睡眠の約90分前には入ることをおすすめしています」と廣田氏。入浴により体温が上がると、体が放熱を始めるという。この過程で深部体温が皮膚温度に近づくと、眠気が増していく。「そのタイミングでしっかり眠れると、そのまま深い睡眠に導いてくれる」とのことだ。

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