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給料を借金返済にあてる日々…カード利用の無計画さが招いた多重債務者の苦悩

  • 2023.11.15

あなたはお金を借りすぎて借金地獄に陥ったことはありますか?今回は借金にまつわるエピソードについてfuelle編集部がアンケート調査しました。

■ローンカードを勧誘され…?!

私が初めてお金を借りることになったのは、大学に入学したばかりの頃です。当時、親からの仕送りはなく、自活を目指していました。

ある日、とある銀行の窓口で愛想のいい女性に声をかけられました。「このカードは上限まで何度でも制限なく借りられるカードです。もしもの時に備えておくだけでもいいと思うので作りませんか?」と言われ、私はその誘いに乗りました。

それからというもの、学習教材、自転車、生活費などにカードを利用するようになりました。

大学を卒業し社会人として働いてからも、カードローンに頼った生活は続きました。限度額は30万円、50万円、最終的には100万円まで増え、借り入れと返済を繰り返す日々。給与を貯金に回す代わりに借金の返済にあてるなど、金銭的に逆行する生活を送りました。

■返済から逃れられない日々の中で

支出が予測不能な状況でも借り入れを続け、ある時ついに返済が難しくなりました。別会社のローンカードも複数取得し、多重債務に陥る日々が続きました。

そのような生活では将来の計画は立てられませんでした。より多くのお金が稼げる環境を求めて転職を頻繁に行いましたが、生計は常に危うい状態で、返済は難しくなる一方でした。

最終的には母親に助けを求め、母親の生命保険を解約して現金を手に入れ借金を返済しました。「これ以上借りない」という自戒のためにカードは解約しました。

カードローンは便利な道具かもしれませんが、慎重な検討と使用が必要です。過度な借金は人生をも支配し、未来の計画を狂わせますのでおすすめできません。

(50代・男性)

今回は、借金にまつわる体験談についてまとめました。あなたの周りにも、こうした人がいるか考えてみてくださいね。

文・fuelle編集部

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