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【話題人インタビュー】アルシェ大宮・社長の中島祥雄さん|<前半>大宮ガチャの仕掛け人、“地域の小間使い”の精神で大宮をけん引中

  • 2023.11.15

大宮駅西口の商業施設「アルシェ大宮」。代表取締役社長の中島さんは、自社の施設運営のほか、大宮エリアの地域連携の橋渡し役としても幅広く活躍中。空前のヒットで話題となったご当地ガチャの仕掛け人でもあります。さらに、11月23日公開の埼玉県人注目の映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』の制作にも関わっているとかいないとか…。そんな多岐にわたる活動で、大宮の魅力発信を積極的に進める地域のキーマンに話を聞きました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

出典:リビング埼玉Web

Q.来年(2024年)で「アルシェ大宮」は開業30周年。埼玉の若者文化をけん引してきたというイメージがありますが、どんな戦略で施設運営をしていますか?

施設運営で一番に考えているのは、エリアでの“役割”。大宮駅周辺には百貨店、商業施設を始め色々な施設がたくさんあるので、我々の持ち場・ポジションはどこだ?と考えて、そこに寄せていった結果が、今のアルシェを形作っているのだと思います。

ギャル系ファッションの時代から、色々とテナントの入れ替わりがありながら、今は比較的「食」「エンターテインメント」「クリニック・美容系」に、力を入れているのですが、時代が変わる中でその動向についてゆきながら、求められるものを見極めつつ、これからも進んでいきたいですね。

Q.「アルシェ大宮」の運営だけでなく、 “大宮の顔”としてもご尽力していらっしゃいますね。

いやいや。“大宮の顔”とは恐れ多い。人と会ったり、人と人を繋いだりするのが好きなのと、面白いと思ったことは行動してしまうので、地域のお役を担ったりもしていますが、ただの“地域の小間使い”です(笑)

出典:リビング埼玉Web

実際に地域を盛り上げる取り組みを始めたのは、ここ10年位。大宮駅周辺地区活性化会議「チーム大宮」を発足させたり、「駅フェス」で大宮駅東西対抗の綱引きを開催したり。エリアの核となる大宮駅や氷川神社、さらに周辺の商業施設や商店街、企業、自治体の方たちみんなと一緒に力を合わせ、大宮の盛り上げに取り組んでいるところです。

やはり、アルシェ大宮を盛り上げていくためにも、地元の大宮自体が盛り上がらないといけない。自社の事、地元の事、両輪でやっていく必要があると思っています。

Q.大宮の盛り上げに一役買った、話題のカプセルトイ「大宮ガチャタマ」の仕掛け人でもある中島さん。ご当地ガチャが生まれた経緯を教えてください。

ちょうどコロナ禍に入り、それまで第一に考えていただ“お客さんを集める”という事ができなくなってしまって。でも、そんな状況でも何か面白い事をやりたいねということで、ド・ローカルな商品に取り組んでみたら面白いかもという話になりました。「東口にある伯爵邸の看板がキーホルダーになっていたらほしくないですか?」「ほしいね!」という話から、半分悪ノリでスタートして、ちょっとクスッとしてくれる人がいてくれたらいいな程度でやってみたところ、1カ月1000個で見積もって用意したものが、ふたを開けたら2日間で完売。

出典:リビング埼玉Web

これは奇跡的なバランスで成り立った商品だと思っています。ガチャガチャがブームであったのは間違いありませんが、コロナの緊張感のある中で、意外とバカバカしい、肩の力が抜けたことをやっている人がいなくて逆に話題性があったこと、人との接触がない企画なので、皆さん安全に騒ぐことができたということが見事に合致したのかなと。また、我々が意図しないところの、SNSで火がついたのも大きかったですね。特にX(旧Twitter)と相性がよくて、地元愛溢れるコメントがガンガン出てきて、それが独り歩きをして、予想外なうれしい展開となりました。県内の各エリアのご当地ガチャを作りましたが、今は埼玉県を飛び出して、他県からも話をいただいているんですよ。

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