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やらないと後任者が困る!定年退職の「引き継ぎ」でやるべきこと4選

  • 2023.11.14

定年退職するときの引き継ぎをきちんとしないと、マイナスのイメージを持たれたまま会社を離れることになりかねない。気持ちよく定年を迎えるために、引き継ぎでやるべき4つのことを見ていこう。

■1 業務内容を洗い出す

自分の業務内容の棚卸しができていないと、その後の引き継ぎがスムーズにいかないことがあるので、まずは業務内容を洗い出すことが大切だ。

自分が見て理解できる程度で問題ないので、Excelなどに業務内容をリストアップしよう。

■2 引き継ぎ資料を作成する

定年退職した後は基本的に会社に行くことはなく、後任者が不明点について質問するのは難しいため、後任者が1人で業務を進められるような資料を作成する必要がある。

資料の内容は業界や職種などによって異なるが、業務の目的や内容、進捗状況、取引先名、取引先の担当者の連絡先などをまとめるのが一般的だ。

また、引き継ぎ資料を作って形に残すことで、引き継ぎ漏れを防げるというメリットもある。

■3 業務の進め方や進捗を後任者に伝える

引き継ぎ資料を作成したら、業務の進め方や進捗を後任者に口頭で伝えることも必須だ。

その際、資料には書ききれなかった細かい情報も伝えるとよい。たとえば、各業務で起こりうるイレギュラーな事態や、取引先の担当者の性格などだ。

余裕があれば後任者に業務を試してもらい、問題がないか確かめておくと安心だ。

■4 取引先に挨拶する

取引先とやり取りする部署にいた場合は、定年退職することやこれまでのお礼、後任者などを伝えないまま退職すると、今まで築いてきた信頼関係を失ってしまうかもしれないので、挨拶をしっかりすべきだ。

今後の取引をスムーズに行うためにも、後任者と一緒に挨拶に行くのが望ましいが、どうしても都合が合わないときは、電話やメールなどで伝えよう。

■引き継ぎで自分の価値観を押しつけると煙たがられるかも?

引き継ぎのときに、自分のやり方が正しいと思い込んで押しつけようとすると、後任者から煙たがられるかもしれないので注意が必要だ。

経験の豊富な定年退職者ほど、自分の仕事の進め方にプライドを持っており、それを押しつける傾向がある。しかし、今でもその進め方で上手くいくとは限らない。

また、引き継ぎをするとき、いつの間にか若いときに成功したエピソードなどの自慢話をしてしまうケースもある。このような自慢話も、後任者から距離を置かれる原因となるので気をつけたい。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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