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「これを最期の晩餐にしよう」【絶望の淵にいた男性】が大好きなピザを頼んだら → ハッピーエンドに?

  • 2023.11.14
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誰にでも浮き沈みはあるものですが、沈んだ気持ちのまま前を向けずにいる人も多くいることでしょう。筆者の友人もなかなか前を向けずにいたのですが、ひょんなことから奇跡が起きたという話を聞かせてくれました。

画像: 「これを最期の晩餐にしよう」【絶望の淵にいた男性】が大好きなピザを頼んだら → ハッピーエンドに?

退職して引きこもり。お金もどんどん無くなる

私の友人A男さんのお話です。
A男さんは大学を卒業して就職していましたが、仕事のストレスから鬱になってしまい、5年目にして退職。
そのまま引きこもりの生活になってしまったのです。

一人暮らしの部屋は荒れ果て、掃除どころか食事も取ったり取らなかったり。
買物で外に出るのが億劫だったので、ネットスーパーや宅配ばかり頼んでいました。

そんな生活を数ヶ月続けていたのですが……。
元々貯金が少なかったのもあり、一瞬で金欠になってしまったのです。

まさに最期の晩餐。大好きなピザを注文すると

(お金が無くなる、働きに行かなきゃ。でも何も出来ない。どうしたらいいか分からない。)

沈んだ気持ちが良くなることはなく、もうこのまま死んでしまおうかなんて思うようになっていました。

そうしてA男さんは、最期の晩餐のつもりで大好きなピザを頼むことに。
死にたい気持ちと生きたい気持ちが交錯する中、一番好きなピザを食べてから決めようと思ったのです。

注文から30分もしないうちに、ピザが到着。
玄関先でお金を渡してピザを受け取りドアを閉めようとすると、突然配達員が声をかけてきました。

同級生に再会! 話を聞くと、同じ境遇だった

「A男だよな? 俺、中学の時のBだよ!!」

なんと配達にきた男性が、まさかの同級生だったのです!
綺麗なピザ屋の制服に身を包むBを見て、頭も髭もボサボサのA男さんは自分を恥ずかしく思いました。

しかしそのまま話が盛り上がり、後日改めて会うことに。
久しぶりに会ったBの話に、A男さんは驚きを隠せませんでした。
なんとA男さんと同じ状況になっていて、仕事を退職していたのです。
そうして現在リハビリもかねて、ピザ屋でアルバイト中とのこと。

「一緒に稼いでさ、一番高いピザ食おうぜ!」

そう笑いながら言ってくれた一言で、なんとなく生きる希望が見えました。
そのままA男さんは、Bと一緒にピザ屋で働くことに決めたのです。そして……!

あの時注文してよかった。俺にとってピザは、生きる証!

なんと現在、A男さんはピザ屋の店長に!
社会復帰のリハビリをかねて始めたピザ屋でしたが、思っていたより面白く、自分の性に合っていたそう。

あの時Bに会えていなければ、今頃自分は生きていないかもしれない。

大好きなピザが、まさかの生きる希望になったお話でした。

まとめ

今でも彼は忙しく、そして楽しそうに働いています。
これからも自分らしく、楽しく頑張ってくださいね!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yukky111

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