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「古参ファンに良席を譲るべきよ!」【ファン歴の長さで偉ぶる友人】だが<救世主の一言>で!?

  • 2023.11.13
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推しへの愛の深さは、何で測りますか? かけた時間? それともお金? 今回は知人から聞いた推し活のエピソードをご紹介します。知人のK子がトラブルに巻き込まれたとき、助けてくれたのは意外な人物でした。

画像: 「古参ファンに良席を譲るべきよ!」【ファン歴の長さで偉ぶる友人】だが<救世主の一言>で!?

友達と同じコンサートに参戦

偶然、同じコンサートに行くことが発覚したK子とR美。
友達同士ですが別々に座席を購入していて、K子はステージに近いS席、R美は後方のB席でした。

良席がとれたK子は初めてコンサートに参加する新規ファンですが、後方座席のR美は古参ファンでした。
ファンなら推しの近くの座席を取りたいもの。K子はファン歴が長いR美から「ずるい!」と絡まれてしまいました。

「席を交換しろ!」

R美は「自分のほうがファン歴が長いんだから、席を交換するべき!」と主張しました。
コンサートを楽しみにしていたK子は、当然拒否。

しかもR美は「同じ空間なんだから、席の差額は払わなくても良いでしょ」と平然と言ってきました。
S席とB席には数千円の差額があります。K子はR美の非常識さに呆れてしまいました。

しつこいR美にウンザリ

コンサート当日、K子がわくわくしながら入場すると、R美が待ち受けていました。そう、R美は席の交換を諦めていなかったのです。
R美は座席まで押しかけてきて、「ステージに近くていいなぁ、私なんて遠くて見えないのに。ずるい、ずるい」と、席を変わるように要求してきました。

ここでもR美はファン歴の長さでマウントをとってきます。
「K子はにわかファンのくせに! ファン歴が長い、熱心な自分のほうがいい席に座るのが道理だと思わない?」と言ってきたのです。

横から救いの声が!

「そんなことを言われても……」と困り果てたK子に、横から救いの声がかかりました。
「熱心なファンなら、ファンクラブ特典で優先的に購入できたでしょ? この会場は無理なく良席をとれたはずだけど、もしかしてファンクラブに入っていないの? にわかはそっちでしょ」と、側で聞いていた女性が声をかけてくれたのです。

また、その女性は「ファン歴よりも密度が大事! 出直してこい!」とR美に推し活の心得を説いて追い払ってくれました。
K子はその女性のおかげで無事にコンサートを楽しむことができ、さらに推しにのめり込むように。現在は新規ファンを卒業して、充実の推し活ライフを楽しんでいるようです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:愉子

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