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「ラクになると思っていたら」50代半ばでついに閉経!よかったこと&困ったことは【体験談】

  • 2023.11.13

「閉経後は生理がなくラクになるけれど、閉経前よりも太ったり体調不良になったりしやすい」。母親や年上の友人たちから、そんな話を40代から聞いていた私。しかし、その当時は「生理がなくなれば少しでも日常の体調不良の原因から解放されてラクになると思う。早く閉経したい」と考えていました。しかし、1年前の55歳のときに実際に閉経を体験し、メリット・デメリットどちらもあると痛感したので、その体験談をご紹介します。

閉経したらラクになると思っていたけれど…

閉経の兆候が出始めたのは、53歳のころ。不規則に少量の出血がだらだら続くため、婦人科に相談すると、「閉経が近いのかもしれないが、心配なら子宮体がん検査をしましょう」とのこと。しかし、がん検査が怖い私は、検査を先延ばしに。

けれど1年後の54歳のときも状態は変わらず、心配で再び受診。今度は子宮体がん検査を受けましたが、結果は異常なしでした。婦人科医によると、「がんの心配はないので、おそらく年齢的にも閉経が近いのでは」とのことでした。医師の言葉どおり、その後1週間ほど少量の出血が続いたあと、生理は1年間来ませんでした。最後の生理から1年間生理が来なければ、閉経したと判断するそうです。

私の場合、54歳の秋に生理が止まり、その後1年間生理が来なかったので、55歳の秋には閉経したことになります。さあ、いよいよ私も人生の第2章に突入かとうれしい半面、老化という言葉が頭をよぎり、少し複雑な気持ちでした。とはいえ、母や年上の友人たちから聞いていた、閉経すると太りやすく体調不良になりやすいという状態を当初は感じなかったので、「生理がないってラクでいいな」と生理のない生活をのびのびと満喫していました。

閉経してよかったと思うこと

実際に閉経を迎えてよかったと思うことは、行動するときに生理のことを考えなくても良いということです。

例えば温泉旅行や健康診断なども気軽に予約できます。閉経前は生理予定日を外して予約するため、日にちが限られてしまっていました。特に友人との旅行では、お互いの生理予定日がかみ合わずなかなか予約できないことも。最大限考えて旅行日程を組んでも、運悪く旅行当日に生理になってしまい温泉旅行なのに温泉に入れないこともありました。生理から解放された今、なんてラクなのだろうとありがたみを実感しています。

また、生理がなくなり身軽になったせいか、何事にも積極的に取り組めるようになりました。仕事の集中力も増し、以前より仕事を楽しめているような気がします。ヨガや楽器などの習い事にもチャレンジするなど、毎日を楽しんでいます。

おそらく、生理に伴う体調不良やナプキン交換などの煩わしさから解放されたことが大きいのだと思います。そんな経験から、閉経は良いことばかりだと感じていました。後に私を襲う、閉経ゆえのデメリットにそのときはまだ気付かずにいたのです。

閉経がもたらすデメリットとは?

閉経の半年後に受けた健康診断の結果には驚きました。2年前の健康診断より、体重が2kg増、コレステロール値は200から260に、体脂肪率は24%が31%にアップしていたのです。以前と比べ食生活に変化はありません。

原因を知るために健診センターの医師に相談し、最近閉経したことを伝えると、加齢と閉経による女性ホルモンの急激な分泌減少が原因だろうということでした。女性ホルモンの1つ、エストロゲンには体の代謝を活発にする働きがあるそうです。このエストロゲンの分泌が閉経で激減するため、代謝が悪くなり普通に食べても太ったり、コレステロール値などが上昇しやすくなったりするのだとか。だから閉経後は以前より食事を控えめにしたほうが良いそうです。

医師は腹八分目の食事と適度な運動のほかに、婦人科に相談してホルモン補充の薬をもらったらどうかと助言してくれました。その後3カ月間、運動や食生活の改善を図り再検査をしたところ、問題の数値は標準よりやや高い程度に落ち着いてきました。そのため、まだ婦人科に相談はしていませんが、コントロールができなくなってきたら相談するつもりです。閉経は侮れないと痛感しました。

まとめ

頭痛や腰痛、イライラ、挙句の果てには眠くなるなど、月1でやって来る生理の期間は勉強や仕事に集中できなくて苦痛に感じていました。だから生理がなくなればどんなにラクだろうといつも考えていたのです。閉経後は、たしかに好きなときに好きなことができ、煩わしさから解放されて物事に打ち込みやすいというメリットもありましたが、半面、女性にとって大切なホルモンが欠乏することで、太りやすくなったりコレステロール値が上がったりして、病気につながりかねないというデメリットもあるのだとわかりました。

このような現実を知った今、運動や食生活に関する医師からの助言を実践しながら、日々の生活を前向きに過ごしていきたいです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

イラスト/塩り

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著者:cathoric


監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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