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庭が寂しくなる今だから作りたい! 冬咲き花のリース状寄せ植え

  • 2023.11.13
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街路樹の木々も葉を落とし始め、冬の訪れも近づいてきました。そんな季節こそ、発色がよくて、かわいい花を身近に咲かせてみませんか? バランスよく花や葉を組み合わせて寄せ植えるのは何だか難しそう、という人にぜひチャレンジして欲しいのがリース状の寄せ植えです。同じ草丈のポット苗を円形に並べて植え込むので、奥行きとか主役とか考えなくてもかわいい寄せ植えができちゃいます。軽くてコンパクトで移動させるのも楽なので、ベランダや玄関アプローチ、庭のコーナーに飾りましょう。

リース状のバスケットを選ぶ

最近は園芸店やガーデンセンターでよく見かけるようになった、リース状の植え込み容器。ワイヤータイプや小枝を編んだものなどありますが、土が入るスペースがたっぷりありそうなものがおすすめです。あまり土が入るスペースが小さいと、水切れが頻繁で植物を枯らしてしまうので気をつけましょう。

植え込む前の準備

購入した際にココヤシマットなどがセットになっている場合は、そのまま使ってもよいですが、一度植え替えたあとは、他の敷き込み材を使ってもOKです。ここでは、用土がなるべく多く入るように、ココヤシマットよりも薄手な素材をご紹介。まず、英字柄のワックスペーパーをぐるりと敷き詰めます。

次に、ある程度の排水性があるビニール製のがら袋(土嚢袋)をリースの幅に合わせて長く切ったものを敷き詰めます。がら袋や土嚢袋は、茶色やグリーンなどアースカラーのものがあり、安価なので見つけたら10枚セットなど、まとめ買いをしておくのがおすすめ。植え替えのたびに新しい敷き材として使えて便利です。

この時期園芸店に並ぶ花と葉をチョイス

ピンクのガーデンシクラメン(上左)をぜひ使いたい! と、まず1種お気に入りを決めたら、隣にあると引き立つかなぁと考えて、2種の花(上中・上左)を選びました。花ばかりでもOKですが、銅葉のクローバー(下左)と銅葉のハボタンが何だかおしゃれに見えたので合わせてみることに。すでに選んだ5種だけだと少々暗い感じがしたので、シルバーリーフ(下中)をプラスしました。

各品種は、上左から時計回りに、ガーデンシクラメン‘ベリッシマ’、ガーデンシクラメン‘オリガミ’、ビオラ‘パピオンワールド’、クローバー‘ティントブロンズ’、カロケファルス・プラチーナ、ティアードハボタン。

植え込みを始めましょう!

まずリース状にどう配置するか、苗を並べてバランスを確認。隣り合う色がなるべく一緒にならないように交互に銅色の葉を並べました。

準備しておいたリース状の容器に培養土をぐるりと一周入れます。用土が入るスペースが少ないのと冬は乾燥するので、鉢底石を入れなくても根腐れせずに育ちますよ。

各ポットから苗を取り出して、熊手などで根っこをほぐします。底の方に根っこが固まっているようならば、熊手でかいて外してしまっても大丈夫です。

根がほぐれたら器の中に入れ、根の両サイドに用土を少し入れ、隙間に土が入るように指で押し込んだりしてみましょう。1つ終わったら隣の株を植える。土を入れて指で押す。これを繰り返してどんどん植えていきましょう。

ハボタンなど、いくつかの株に分かれそうな葉ものは分離して、他の位置に植えつけるのもテクニックです。

すべての苗を植え終わったら、土が入っていない場所はないか指で探って確認。これ以上、土が入らないなと思ったら植え込み完了です。最後にたっぷり水をやりましょう。

直径26㎝のリース状のバスケットに、ぴったり6ポットの苗が植え込めました。作業に慣れれば30分程度で作れます。完成したら、なるべく日中日が当たる、よく見える場所に置いて咲き姿を楽しみましょう! 2〜3日に一度水やりをして、花がらをこまめに取ると、きれいな姿が長く続きます。

これからの時期、ビオラやプリムラ、寄せ植え向きの葉物など冬によく咲く苗が売られますので、ぜひお気に入りの花を選んで、花のある暮らしを冬も楽しみましょう!

Credit
写真&文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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