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Z世代で“無加工アプリ”が話題 若者は本当に写真加工をやめたのか?リアルな本音が調査で判明

  • 2023.11.12
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若者が写真の加工しない理由は?

若者が写真の加工しない理由は?
若者が写真の加工しない理由は?

アプリ情報メディア「Appliv」(アプリヴ)が、10~20代の男女605人を対象に、写真加工に関するアンケート調査を実施しました。

調査は、2023年11月2日~8日の期間、写真加工アプリの利用経験があり、かつ無加工写真の共有経験がある全国の10~20代の男女605人を対象に実施されました。

それによると、「無加工で共有した写真の被写体は?」について、「自分の顔・身体を含む自撮り」が最多、次いで「家族や友人との写真(自分を含む)」、「食べ物」、「風景や景色」と続きました。

「他人に共有する写真を加工しない理由」について、上位は「加工することが面倒に感じたため」、次いで「加工する時間が無くすぐに共有したかったため」、「加工する技術がないため」と続き、全体の約半数にあたる人が写真を加工する手間を面倒に感じているようです。「加工写真のトレンドに飽き、自然な様子を共有したい」と回答した人は1割以上いたものの、積極的に無加工の写真を共有している人は多くないようです。

無加工の写真を他人に共有することに対する抵抗感の有無を尋ねたところ、「あまりない」が24.1%、「特にない」が15%で、全体のおよそ4割は、他人に無加工の写真を共有することに抵抗がないと感じている結果でした。

被写体別に加工する割合を調査した結果、高かったのは1位「SNSに投稿する写真」、2位「自分の顔・身体を含む自撮り」、3位「自分を含む家族や友人との写真」となり、SNSのように、不特定多数の人の目に触れるところへ共有する際は、写真を加工する人が多いことがうかがえます。

一方、加工しない割合が高かったのは、1位「学校やビジネス関連の資料」、2位「ポスター・看板・お店のメニュー」、3位「物」でした。

無加工アプリを使うリアルな理由

無加工の写真共有SNS「BeReal」の利用状況
無加工の写真共有SNS「BeReal」の利用状況

Z世代を中心に、加工ができないアプリ「BeReal」(ビーリアル)が話題を集めています。「BeReal」は、フィルターなど加工系の機能は一切なく、前面・背面カメラを使って写真を撮影し、1日1回だけ投稿できる写真共有SNSです。

「BeReal」の利用状況を調べた結果、「現在使っている」が29.3%、「過去に使っていたが辞めた」が12.1%と、経験者は全体の41.4%でした。

「これから使ってみたい」と意欲のある人を合わせると、半数以上が「BeReal」に関心を持っていることが分かりました。

「BeReal」を現在使っている人に、使う理由を聞いてみると、最も多かったのは「リアルな自分を見せられるから」が42.4%、次いで「写真加工のプレッシャーから解放されるから」26.0%でした。

「Appliv」の伊藤隆史さんは、「調査から、若い世代が写真加工をしない理由は、加工することに対する面倒さや、技術が無いことなどであることが分かりました」とコメントし、「写真加工アプリを選ぶ際は、編集機能が充実しているアプリの中から、自分の目的に合ったアプリを利用することが大切です」と写真加工アプリの選び方をアドバイスしています。

(LASISA編集部)

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