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「別れたら退学は許してやる」娘に彼がいると知った母が信じられない行動を<毒親と絶縁するまで>

  • 2023.11.10

思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生になったユズさんは新しい友人や部活の先輩ができ、充実した学校生活を送ります。そのためか成績が落ちてしまい、母親は「退学させる」と激怒。部室にまで乗り込んでくる母親を見て、ユズさんは「自分の家庭はちょっと変?」と感じるように。ある日、同級生の男の子から告白され、初めての彼氏ができたユズさん。母親に隠しごとをする概念がなく、いつも通り帰宅して報告したのですが……。

彼氏ができたと知った母親はユズさんを思いきり叩き、「このアバズレ!」と罵倒します。

不純だと激怒する母親

「じゃあ、男と別れるなら退学は許してやる」 そう言って母は私の頭を踏みつけました。

そして父は、「お母さんを困らせるお前が悪いんだろ」と母の味方をするのでした。

母親はユズさんを退学させると言い、止めようとするユズさんの頭を踏みつけながら「男と別れるなら退学は許してやる」と言い放ちます。

「絶対別れないし学校も辞めないから!」
ユズさんはそんな母親の脅しにのってたまるかと、初めて強く反論。

母親はさらに怒り、怒鳴ったり蹴ったりをやめません。一部始終を見ていた父は「お母さんを怒らせるお前が悪いんだろ」その光景をスルー。

このときユズさんは味方がいない家庭より、たのしいと思える居場所がある学校を手放してはいけないと思います。

その後ユズさんは成績を巻き返し、母親の機嫌に振り回されながらもなんとか彼氏と交際を続けるのでした。


今まで母親の望み通りに生きてきたユズさんでしたが、彼との交際や高校生活を巡り、初めて強く自分の意思を主張しました。

家庭の教育方針はさまざまでも、両親が2人して娘を悪者扱いするのはさすがにやりすぎでしょう。しかも怒らせたからといって暴力までも容認するのはこれもまた虐待と同じです。

こんな家庭だったからこそ、ユズさんは学校で愛情や友情などをより一層感じ、両親からもらえなかったものを手に入れられたのかもしれませんね。

ユズさんにはこのまま自分の気持ちや居場所を大切にして生きてほしいです。


著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ

ベビーカレンダー編集部

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