120万円の借金を完済したのにまた借金...真面目なシニア女性に襲いかかるお金のリアル

あなたはお金を借りすぎて借金地獄に陥ったことはありますか？今回は借金にまつわるエピソードについてfuelle編集部がアンケート調査しました。

■カードローンで二度の失敗

私は過去に二度、カードローンで苦い経験をしました。

最初は40代後半の頃で、ある支出のために120万円のカードローンを組みました。自動車や生活費のローンもあり、利息を含めない状態でも合計で160万〜180万円ほどの借金がありました。利息が増えるのを見るのが怖く、毎月元金の返済に努めていました。

当時、私はゴム工場で派遣として仕事をしていました。長時間労働から来る腱鞘炎（けんしょうえん）に悩まされ、このままでは完済の見込みが立たないと裁判所に相談しようと考えたこともありましたが、姉の援助を受けながら何とか立ち直りました。

もし姉に相談しなかったらと考えると、今の生活はどうなっていたのかと思います。

■立ちはだかる2回目のローン

2回目の経験は、自宅売却後の税金支払い（税務署への支払いと次年度の健康保険・市民税・住民税の支払い）のためで、70万円をカードローンで借りました。

シニアのためアルバイトは週2日〜3日の勤務が限度で、クラウドソーシングの仕事と両立しながら返済を進めています。年金は助けになりますが、あまりそればかりに依存しないよう、慎重に返済の計画を立てながら生活しています。

これらの経験から、たとえお金に余裕がある時でも、全財産の3分の2程度は常に残しておくべきだということを学びました。

(60代・女性)

今回は、借金にまつわる体験談についてまとめました。あなたの周りにも、こうした人がいるか考えてみてくださいね。

文・fuelle編集部