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問題児のエリート兵士と大喧嘩!?→従業員として絶対に許せなかった事【米軍基地で働いてみた(25)】

  • 2023.11.9

<問題児のエリート兵士と大喧嘩!?→従業員として絶対に許せなかった事>米軍基地で働いてみた[#25]

(前回の続き)米軍基地のジムで滑り止めの粉であるチョークを大量に使い、器具を汚したまま帰るエリート兵士のアイスマンには従業員が辟易していました。

ある日を境に、ジムでのチョークの使用が禁止されたのですが、ジムを巡回していると男子トイレから廊下に点々と怪しい白い跡がついているのです!

廊下に点在する謎の白い粉末の跡をたどって、地下に進んだ私の目に飛び込んできたのは、腰にビニール袋を吊り下げ、ウエイトリフティングするアイスマンの姿でした!
そもそもチョークを使っているのも問題ですが、粉を入れた袋に穴があいていたようで、ジムの通路も粉だらけです…。

「ちょっと困ります!」と、私は思わず大声をあげましたが、「ワークアウトはやりたいようにやらせてくれ!」と彼は食ってかかります。

「あなたの場合は常識の範囲を超えています!」と、私は怒鳴り返しましたが「黙れ!僕はただ、気分良くトレーニングしたいだけなんだ!」と彼は言い訳を続けるじゃないですか。

アイスマンが何を言おうと、兵士はもちろん、この基地の全ての人が使う施設なので、そこらじゅう白い粉だらけは困ります。

彼にかかればベンチプレスもダンベルも、ジム内の機具はもれなく粉まみれになってしまいます!
本人は全く気にも留めていませんが、黒いマットのおかげで散らかしっぱなしで帰るアイスマンの行動パターンはバレバです。

懲りずに翌日、より頑丈なジップロックに粉を入れ替えてやって来たのですが、そういう問題ではありません。

「チョークは禁止になったの!ダメなんだってば!」と、私が再度注意しても「私物なんだし別にいいじゃないか。」と、アイスマンは全く動じません。

マネージャーに相談してみると、「彼の部隊はすぐに移動になるからもう諦めよう…。」と白旗をあげてしまう始末です…。

大して汚れて無くても、自分が使った後は何も言わずにキレイにして帰る人もいれば、手当たり次第汚して片づけずに立ち去る人もいる…。
世の中、色んな人がいるんだなぁと、つくづく考えさせられる出来事でした。

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