【ドラマ解説】『ポッサム』が描く愛と運命の行方!キム・デソクの壮絶なる決断

テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『ポッサム～愛と運命を盗んだ男～』。後半に入り、チョン・イルやクォン・ユリ、シン・ヒョンス、キム・テウなど名俳優たちの見応えある演技でさらに注目を集めている。

11月8日に放送された第22話では、明の軍服を着ていたことで後金に捕まってしまったキム・デソク。一緒に捕まったイ・デヨプが処刑されそうになるが、デソクは後金の将軍に「デヨプを殺せば朝鮮と戦争になる。朝鮮国王は戦争を望んでいない」と話し、2人は無事に解放された。

都に戻ったデソクは、デヨプと共に光海君（クァンヘグン）報告した後、ファイン翁主（オンジュ）の待つ屋敷に戻る。

屋敷でファイン翁主を無事に再開したデソクは、キム家に混乱を招いたチャドルの生母を力づくで追い出そうとするが、その女性に「ファイン翁主がいることを話す」と言われてしまう。

果たして、デソクは無事にファイン翁主を守ることができるのだろうか。

そんなキム・デソクとして抜群の演技を披露しているチョン・イルの出演作で、『私の期限は49日』と『美男〈イケメン〉ラーメン店』を紹介しよう。

『私の期限は49日』は、交通事故で昏睡状態に陥った女性が 49日以内に心から愛する三人の人の涙で生きかえることが出来るという条件を提示されながら繰り広げるファンタジー・メロドラマである。

イ・ヨウォンが恋人を亡くしたコンビニ店員の女性ソン・イギョンとイギョンに憑依した魂シン・ジヒョンの2役を務め、チョ・ヒョンジェが建築士でワインバーを経営するハン・ガンを演じている。

さらに、ペ・スビンがジヒョンの婚約者カン・ミノ、ソ・ジヘがジヒョンの友人シン・インジョンに扮している。

このドラマでチョン・イルは魂を死後の世界に引導するスケジューラーとして登場していた。

『美男〈イケメン〉ラーメン店』は、ロインの父が残したラーメン店を中心にヒロインとイケメンたちが繰り広げる物語を描いた作品だ。

韓国最大の食品会社御曹司チャ・チスを演じたチョン・イルは、体育の教育実習生ヤン・ウンビを演じたイ・チョンアや天才料理人チェ・ガンヒョクに扮したイ・ギウと共演してドラマを盛り上げていた。

今後の『ポッサム』の物語の中で、チョン・イル演じるキム・デソクのさらなる活躍に注目したい。

文＝大地康