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床に置くのはやめました! 整理収納アドバイザーが「思い切って手放したモノ」3つ

  • 2023.11.8

お部屋を快適に整えたいけど、なんだかすっきりしない。ゴチャゴチャしがちだけど、原因がわからない…と悩んでいませんか? よかれと思って置いているモノが、実はゴチャゴチャ感の原因になっているかもしれません。今回は整理収納アドバイザーである筆者が、置かないほうが「部屋がすっきりする」「きれいに見える」と感じて手放したモノを3つご紹介します。

1.床に置くモノ

  • キッチンマット
  • 玄関マット
  • バスマット
  • トイレマット、トイレスリッパ
  • サニタリーボックス

床に置いていたこれらのモノは、すべて手放しました。厚手なマット類は洗濯後も乾きにくく、晴れてしっかり乾きそうなときにしか洗濯ができません。トイレスリッパやサニタリーボックスも、床に置いておくといつの間にかホコリがたまってしまい、掃除がしにくいと感じていました。

マットをやめると拭き掃除がラクになり、清潔な空間をキープしやすくなりました。また、サニタリーボックスは中身が見えない使い捨てのジップ袋に変えることで、床に直置きするより邪魔にならず、トイレ掃除の時間短縮にも繋がっています。

2.とりあえず置き場

  • レターラック
  • カゴ
  • ファイルケース

郵便物や文房具、使いかけの化粧品や食べかけのおやつ、使いかけの電池など、「とりあえず今だけここに置いておこう」とモノを溜めがちな場所はありませんか? とりあえずの「ちょい置きケース」は、お部屋がすっきりしない大きな原因になっていることもあります。

筆者も以前はちょい置きケース内のモノを、結局そのまま放置してしまいがちでした。溜まった量の多さにうんざりしたり、整理をはじめても判断に時間がかかったり…。いつも余計な労力がかかってしまい、見た目も気持ちもなんとなくすっきりしません。雑多なモノが溜まった風景が日常になると、家の中の散らかった状態を当たり前に感じてしまい、こまめに整理整頓をする習慣がつきにくくなると感じました。

今はレターラックをなくし、届いた郵便物は手続きや保管が必要かどうかを開封時にすぐ判断しています。大切な書類や手紙が行方不明にならないよう、後回しにしない行動に変えました。こまめに判断する時間がないと感じる場合は、以下のように仕組みを整えておくのがおすすめです。

  • ゴミ箱の近くで開封する
  • 開封しやすいはさみを用意しておく
  • 宛名を黒塗りで隠せるスタンプを使い、不要な紙を捨てやすくする
  • 不要なDMが送付されないよう手続きしておく

使いかけの文房具やおやつなども、ケースにいっぱいになったら一旦すべてモノを出ようにしています。毎月1日に種類ごとに仕分けするなど、定期的に見直すタイミングを決めておくと「とりあえず置き場」に溜めっぱなしになることを防げますよ。

3.収納グッズや衣装ケース

散らかったものを整頓するために揃えていた収納グッズやケース自体が、実はものが余計に増えてしまう原因になっていることもあります。収納グッズが多すぎることで、いつまでも持ち物を見直さないまま、ずっと不要なものを持ち続けてしまう可能性も。収納に収まっていれば大丈夫と安心して、「残す」「捨てる」の判断を後回しにしてしまうこともあるでしょう。

  • 突っ張り棒
  • S字フック
  • 100均の収納ケース
  • すき間を活用するグッズ
  • 大きな衣装ケース

例えば、クローゼットに入る最大限の数の衣装ケースを詰めている、洗面所下の空間を突っ張り棒や収納ケースですき間なく埋めていている、なんて場合も要注意。たくさんの収納グッズでぎっちり揃えてしまうと、空気の巡りが悪くなり、いつの間にかカビが生えてしまうことも……。スペースに余白がなく、モノが取り出しにくいため在庫管理も難しくなります。いつの間にか小さな不便が積み重なって、なんとなく暮らしにくいと感じることもあるかもしれません。

収納用品を取り入れる前に、まずはモノの要不要をしっかり考えること。次に、必要なモノだけを効率的に使えるような収納方法を検討してみてください。この順番がとても大切だと言えるでしょう。

筆者も、モノの仕分けや整理を行った際に、不要な収納ケースがたくさん出てきました。便利そうな収納グッズを先に買う前に、使っているモノをしっかり選びましょう。使っていないモノを、いつまでもしまったままにしていないか、今一度チェックしてみてください。きっと多くの収納グッズを手放せるはずですよ。

まとめ

「あとでやろう」とモノを置きっぱなしにしがち、掃除をこまめにできない……。そんなふうに、暮らしのお困りごとがある場合は、モノの選び方や仕組みを見直してみましょう。

  • マット類を手放すことで、掃除時間を短縮する
  • 「とりあえず置き場」をなくして、すぐ仕分ける仕組みをつくる
  • モノの要不要を決めてから、収納グッズを選ぶ

これらをしっかり整えておくことで、日々の行動がぐんとはやくなり、お部屋を快適にキープできる習慣が身につきやすくなるはずです。「今の整理収納になんとなく不満がある」という場合は、ぜひ見直してみてくださいね。

©kostikovanata/Adobe Stock ©smile/Adobe Stock

筆者情報

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani

文/のぞみ

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