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【自分の気持ちが言えない人必見!】自己主張が人間関係を改善する、「アサーティブスキル」とは

  • 2023.11.7

自分に耳を傾けてくれる人が増える。

私は長年、人間関係において “自分の気持ちを伝えることはいけないこと” だと思っていました。人気関係を円滑にするには、黙って相手を受け入れること、だと信じていたのです。

気持ちを言えなかった過去。私は学生時代、そして社会に出てからも、相手に自分の気持ちを伝えることができなかったのです。気持ちを伝えることができない、というよりも気持ちを言うなんて選択肢は私にはありませんでした。相手の言葉を受け入れるのみ。それは友達、同僚、上司、彼氏、家族、自分に関わる人間関係全てに対してそうでした。

「言葉を受け入れる」とは相手の主張や意見に対して賛成したり、共感することですが、自分を押し殺して無理に受け入れようとする行為は、本当に受け入れていることになりません。私の場合は、その場では反論しませんが、相手を認めることができず、そこから生じた葛藤や不満が、突然爆発したように相手に強く接したり、突然いなくなったりする行動に現れていました。

人間関係の構築スキルは、幼少期に作られます。両親や育てられた環境から強い愛着や人間関係の繋がりがあれば、子どもの精神的健康が良くなり、相手に心を開き、自己主張することで絆を作ることができるようになります。

私の母は、愛情深くいつも笑顔で家族に接してくれていましたが、“自分の意見を主張することは家族の平和がなくなること”だと信じていました。

それは母の生まれ育った時代背景もあり、喧嘩のない、安定した家族を作るために、祖父母や様々な環境で身につけた母なりのコミュニケーションスキルだったと今ならわかりますが、幼少期の私は、このような母のコミュニケーションスタイルを真似るようになっていました。このような背景から知らないうちに、“周りの人に自分の意見を言わないことが平和である”と言う信念が、私にも構築されていたのです。

率直に正直になる私は何度か自分の人間関係に違和感を覚え、“人間関係の本当の平和とは何か” を考えるようになりました。突然、相手に強い口調で話したり、違和感を感じた瞬間に相手にそれを伝えないことの方が失礼ではないのか、と思うようになったのです。攻撃的になるのではなく、落ち着いて正直に、敬意を持って他者とコミュニケーションをとることを意識しはじめました。

最初は自分の気持ちに素直になることさえ難しく、感じていることを言葉にするだけで、胸が詰まり、涙が流れたことを覚えています。しかし自分のコミュニケーションスタイルを変えるために、感情に素直になろうと決意したのです。

自己主張はわがままではない自己主張とは、自分の考え、求めているもの、希望を明確に言葉で伝えることです。自己主張することは、わがまま、自己中になりすぎることではありません。わがまま(自己中)とは自分の気持ちだけを考え、相手をコントロールしようとし、受け入れられないことに不快感を示す人ですが、自己主張とは、自分の感じていることを相手に伝え、たとえ受け入れられなかったとしても協力して行動できる人のことです。

自己主張をすることで、このようなメリットがあります。

・相手があなたの限界、欲求、求めていることをよりよく理解できるようになり、サポートしてくれます。

・自分の出来る、出来ない、好き、嫌いを他者に知ってもらうことで、あなたの欲求を実現しやすくなります。

・物事について、相手、チームで同じ認識を持つことができるようになります。

私は感情を言葉にすることさえ難しい段階から、徐々に自分の考え、欲求、願望を自己主張するようなりました。そうすると、周りの反応が変わりました。私の声に耳を傾け、より大切に扱い、私の欲求をサポートするために行動してくれるようになったのです。そして私も相手に対して不満を持つよりも、お互いによりよくなるためにどうしたらいいか、改善思考になるため、コミュニケーションが円滑になりました。そして何よりも常に落ち着いて、愛情を込めた態度で接することが出来るようになり、本当に満たされた関係性を構築できるようになりました。

「アサーティブネス」、7つのスキルの身につけ方

アサーティブネス とは自他を尊重した自己表現方法です。自分の意見を積極的に自信を持って表現できるようになるために、アサーティブネス スキルを手に入れましょう!

①相手を敵の目で見ない(もっと愛の目で相手を見てください。より良くするために伝えます)

②自分の感情に気づく(多くの人は自分の言いたいことを言わず、相手が理解してくれることを期待していますが、それは起きません。不快に感じている、疑問に思っている感情に気づいたら、そのことについて話しはじめてください)

③1度に1つのトピックを伝える(複数の問題を一度に話すのはやめましょう。混乱を引き起こします)

④適切な時間を選ぶ(相手が忙しい時や衝動に任せて話しはじめないで。一呼吸し、お互いに落ち着いた時間に話しましょう)

⑤慣れるまでは準備をする(相手を前にすると頭が真っ白になるなら、事前に伝えたいことをまとめておきましょう)

⑥期待しない(自分が思ったような反応を相手がしなかったとしても、それでいいのです。伝えたことに意味があるのです)

⑦望んでいないことではなく、本当に望んでいることを伝えて(自分が気に入らない他人の行動を指摘するのではなく、相手に感謝していることも伝えて自分が望んでいることに集中して話してください)

【その他に有益なこと】日記を使用して進捗状況を確認します。自分の気持ちを声に出す練習をしてください。やりたくないことにはもっと「断る」ことをはじめましょう。より自己主張ができるように指導してくれるコーチと一緒に行いましょう。

これらを身につけることで、自分の考え、感情、意見を明確に、自信を持って、敬意を持って表現できるようになります。最初は難しく感じ、自分が嫌になるかもしれません。しかしこれまでの関係を変えたいなら、これらを行うことは本当に意味があります。とにかく練習してください。私もそこからはじめました。あなたにもできます。関係性は愛にあふれ、満たされたものへと変わっていきますよ。

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